夜会巻きは古くからたくさんの人に親しまれているまとめ髪ですが、現在においてもとても人気が高いヘアスタイルの1つだと言えます。
オフィスやプライベートだけではなく、冠婚葬祭やイベントなどにも夜会巻きはピッタリです。
年齢や職業などに関係なく多くの人から愛されているヘアスタイルなので、夜会巻きの方法を知っておくと非常に便利だと言えます。
様々な場面で活用することができるヘアスタイルなので、上手に夜会巻きにする方法を知っておくと良いです。
基本情報だけではなく、実践するときのコツやおすすめのスタイル、コームを使う方法と使わない方法、ショートヘアでもできる方法などを詳しく紹介するので、夜会巻きについて学んでみましょう。
夜会巻きとは?
後ろから髪をねじり上げてコームをさし込んで固定したスタイルのことを夜会巻きと呼びます。
明治時代に洋風文化が一気に広まったときに流行した髪型であり、当時開かれていた舞踏会などでドレスと合わせる定番スタイルとなっていました。
その後も夜会巻きの流行は続き、現在でもベーシックなまとめ髪として愛され続けています。
現在ではアレンジも増えており、夜会巻きと言っても様々な種類のものがあることを知っておきましょう。
基本の形は後ろ髪を1つにまとめて上方向にねじり上げ、ねじり上げた毛束を頭の形に沿わせるように整えます。
ねじった毛先の表面の髪をすくうようにコームをさし込んでコームを縦向きに起こした後は、毛束が動かないように支えながらコームをさし込んでいくだけです。
コームの先が地肌にあたるほど深くさすことで、夜会巻きを完成させることができます。
初めて行う人は難しいと感じるかもしれませんが、慣れると素早くまとめ髪にすることができる非常に便利なスタイルだと言えるでしょう。
ロングヘアでなければできないと思われがちですが、ミディアムヘアやショートヘアでも実践できるスタイルなので、あらゆる髪の長さの人が夜会巻きを楽しむことができます。
夜会巻きのコツ


クセの有無に関係なく、あらかじめ毛先をハーフカールに巻いておくとアレンジがしやすくなります。
夜会巻きを行うときはクリームワックスをつけておくと、ツヤとまとまりが出て髪がパラパラ落ちてしまうというトラブルを防ぐことが可能です。ただしクリームワックスの付けすぎには注意しましょう。
1つにまとめた後は、耳の下あたりの高さで数回ねじります。
この高さにすることでトップに自然な高さが出ますし、きつめにねじることでバランスが良くなるでしょう。
上手くまとまらない人は襟足がたるんでいることが多いので、たるまないようにきつくねじることが大切です。
ピンを使用して仮押さえをすることでたるみずらくするのも良いでしょう。
これらのコツを意識しながら行うと、綺麗な夜会巻きに仕上げることができます。
おすすめの夜会巻き
ベーシックな夜会巻きも素敵ですが、コームや装飾品を工夫することがおすすめです。
近頃はラインストーンやパールがあしらわれたコームも販売されているので、こういったアイテムを使用しても綺麗に仕上げることができます。コームを使用しない場合でも、ヘアアクセをつけることで印象を変えることが可能です。
コームを使った夜会巻き
コームを使った夜会巻きは基本的にスタイルなので、覚えておいて損はありません。
まずは、前髪を少しだけ残して、両耳前を結んだあたりからコームを活用して放射状に髪をとかします。
右手で毛束の根元を固定しつつ2回から3回ほどねじり、右手で押さえたまま更に2回から3回毛先をねじり上げていきましょう。
ねじった毛束がゆるんでしまわないように注意しながら、180度になるまでねじり上げます。
毛束が頭の丸みに沿うように押さえながらハチの部分で毛束を折り返し、ねじり上げた毛束と頭の間あたりに折り返した毛先を入れ込んでください。
ねじった毛束が固定できるように右側からコームをさし、歯が頭皮にあたったら90度コームを左に向かって倒します。
倒すことを前提としているので、初めは裏側が見えるようにさしましょう。
そのままコームをしっかりと毛束の中にさし込むことができれば、基本的なコームを使った夜会巻きの完成です。
襟足部分がたるみやすいので、空いている手で上手に固定しながら進めていく必要があります。
最後にコームを倒してさし込むときにたるみが解消されてタイトに仕上がりますが、あまりにもたるんだ状態であればコームをさし込んでもたるみが解消されないので注意が必要です。
コーム無しでできる夜会巻き
夜会巻きはコームが必須のイメージを持っている人も多いですが、これはコームがなくても行うことができます。
ねじって留めるだけなので、夜会巻き初心者でも簡単に実践することができるはずです。
まずはニュアンスをつけるために全体を外巻きにします。完璧に巻く必要はありませんが、巻いたほうがこなれ感を出すことができるでしょう。
ふわっと巻いた後はセミウェットスプレーを振って毛束感を出します。
耳の高さできつめに1つに結んでください。このときに前髪を流すように残しておくと、女性らしいスタイルにすることができます。
ゴムを毛先に向かってずらした後はゴムを巻き込むようにしてねじって、ねじることができなくなったらピンで髪を留めると完成です。
地肌に沿わせるようにピンをさすようにすれば、3本くらいでしっかりと固定することができます。
近頃はホールド力の高いヘアピンが誕生しているので、こういったアイテムを活用することがおすすめです。ピンをさすときには上から、横から、下からさしこむことによって、しっかりとホールドすることができます。トップやサイドの髪を引き出してバランスを整えることによって、より素敵な夜会巻きにすることが可能です。
ショートヘアの夜会巻き
ロングヘアの人が行っているイメージが強い夜会巻きですが、これはショートヘアの人でも楽しむことができるスタイルだと言えます。
まずはワックスをしっかりと揉み込んで、髪全体をふんわりさせておくことが大切です。
耳から上の髪をまとめてハーフアップにして、しっかりとねじっていきます。
このときに落ちてきそうな髪があればピンで固定しておくことによって、時間の経過とともにヘアスタイルが崩れることを防ぐことができます。
結んだ髪と残った髪を全てねじって持ち上げますが、このときはタイトになるように意識することが重要です。
上からピンをさして固定する必要がありますが、髪質や長さによって必要となる本数は異なるので、崩れてしまわないようにしっかりとさすことを意識するようにしてください。
仕上げにバレッタを使用することで、こなれ感を出すことができます。
スッキリとした印象に仕上げることができるので、パーティーだけではなくできる女性だとアピールしたいときにオフィスでこのスタイルを実践することもおすすめです。
ハーフアップの位置やねじり上げる位置を真後ろにするのではなく、少しだけずらすと、アシンメトリーになるので更にオシャレな印象に仕上がります。
夜会巻きまとめ
夜会巻きは長年多くの女性から愛されているベーシックなまとめ髪です。
人気の高いまとめ髪ではありますが、コツを覚えなければ綺麗に仕上げることができないので、このヘアスタイルの女性はオシャレな女性だと思われやすい傾向があります。
ロングヘアの人は勿論ですが、ミディアムヘアやショートヘアでも実践できるヘアスタイルなので、どのような長さの人でも楽しむことができるでしょう。
オフィスやプライベートなど普段からこの髪型にすることができますが、コームの種類などを工夫することでパーティーや冠婚葬祭の場など、あらゆるシーンにピッタリなヘアスタイルに仕上げることができるので、基本的なやり方やコツを知っておくことをおすすめします。