「しっかり洗っているはずなのに、髪が油っぽい」「オイルを使っていないのに、髪がべたつく」このような悩みはありませんか?
髪が油っぽいと、手触りが悪かったり、髪にボリュームが出なかったりと、気分も下がってしますよね。
いったいどうすれば解決できるのでしょうか。
そこで、この記事では、髪が油っぽくなる原因やその予防策・対処法についてご紹介します!
セルフでできる対処法もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
髪が油っぽいのはどういう状態?
「根元や前髪がべたついている」という経験がある方は、多いのではないでしょうか。
もちろん、オイルを使ってスタイリングし、おしゃれに仕上がっていれば問題ありません。
しかし、オイルをつけていないのに束ができてしまう状態は、髪に油分が残っている状態です。
根元がべたついていて、頭皮が見えそうな状態も、髪が油っぽいのが原因と言えます。
髪の油っぽさはどう改善する?


まずは正しくシャンプーできているか確認しましょう。
- シャンプーをつける前にしっかり湯洗いする
- 爪を立てずに指の腹でマッサージするように泡立てる
- すすぎ残しがないようにしっかり洗い流す
また、洗いすぎてもNGですし、洗い残しがあるのもよくありません!
使用しているシャンプーの洗浄力が強すぎたり、頭皮にもトリートメントをつけていると油っぽさの原因にもなるので、見直してみることをおすすめします。
髪が油っぽい7つの原因

髪が油っぽい状態が続くと、雑菌が広がったり臭いが気になったりと、デメリットだらけになります。
髪にボリュームも出ませんし、原因を知って対策したいですよね。
そこで、髪が油っぽい7つの原因についてご説明します。
皮脂分泌の多さ
髪が油っぽくなる原因の一つとして、皮脂分泌の多さが挙げられます。皮脂には肌や髪を乾燥から守る役割があるため、ある程度は必要なものです。
しかし、皮脂分泌が多すぎると、髪がべたついてしまいます。
10代・20代は特に分泌量が多く、悩んでいる若者も少なくありません。
また、頭皮の毛穴は体中の毛穴の中で最も大きく、皮脂の影響を受けやすいのです。
そのため、頭皮や髪はもともと油っぽくなりやすい部分であると言えます。
このように、元の体質も髪が油っぽくなる原因の一つですが、それ以外にも対策において重要な原因を挙げていきます。
使用しているシャンプーの洗浄力が強い
洗浄力の強いシャンプーを使用することも髪が油っぽくなる原因の一つです。泡立ちが良くすっきり感のあるシャンプーは、洗いあがりは気持ちが良いですが、汚れとともに皮脂までごっそりと洗い流してしまうものもあります。
先ほど、皮脂には髪や頭皮を乾燥から守る役割があるとご説明しました。
そのため、シャンプーで皮脂を洗浄しすぎてしまうと、頭皮を乾燥させまいと、皮脂が過剰分泌されてしまいます。
対策としては、アミノ酸系シャンプーやベタイン系シャンプーに変えるのが良いでしょう。
優しく洗ってくれるうえ、臭い対策にも効果が期待できます。
以下の記事ではおすすめのアミノ酸シャンプーを紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。
しっかりすすげていない
シャンプー後、しっかりすすげていないと、頭皮に汚れがたまってしまいます。すると、皮脂が洗い流されないままどんどん蓄積され、髪が油っぽくなるのです。
シャンプーで汚れを落としたら、頭皮全体に残っていないか確認しながらしっかりとすすぎましょう。
また、意外と知られていないのが、朝シャンプーはあまりおすすめできないということです。
汚れをその日のうちに洗い流さないと、皮脂が過剰分泌されてしまいます。
また、睡眠中に頭皮や肌のサイクルが行われるため、シャワーやお風呂は寝る前に済ませるようにしましょう。
過度に洗髪をしている
髪を過度に洗ってしまうことも、髪が油っぽくなる原因になります。頭皮の皮脂を落としすぎると乾燥してしまい、その反動で皮脂が過剰分泌されるのです。
べたつきをなくしたいがために念入りに洗髪してしまいがちですが、それが逆効果になってしまう場合があります。
毎回のシャンプーで、洗いすぎに注意するようにしましょう。
また、朝も夜もシャンプーしているという方は、頭皮が乾燥している恐れがあります。
シャンプーは1日1回で十分であることを覚えておきましょう。
コンディショナーを適切に使用できていない
コンディショナーを使う際、頭皮にもつけているという方がいらっしゃるのではないでしょうか。実は、その使い方は適切ではありません。
髪の根元は若く、毛先よりも健康です。
そのため、コンディショナーの効果が表れやすく、頭皮や髪がべたつく原因になります。
手触りをよくするために全体に使いがちですが、それは逆効果なのです。
もし地肌についてしまったら、すすぎ残しのないようにすれば問題ありません。
髪が油っぽいという悩みがない方でも、コンディショナーは毛先を中心に、髪の中間くらいから塗るようにしましょう。
ホルモンバランスが崩れている
ホルモンバランスが崩れると、髪が油っぽくなるだけでなく、ツヤがなくなったりフケの原因にもなります。ホルモンが減少しすぎるのも過剰分泌されるのも、髪に悪影響を及ぼします。
ホルモンバランスを整えるには、以下のような対策が有効です。
- しっかり睡眠をとる
- バランスの良い食事をする
- ストレスをためない
- 適度に運動する
生活習慣を見直すことで、ホルモンバランスも整ってきます。
簡単に実践できそうなものだけでも始めてみると効果的です。
食事では、ビタミンやミネラルを意識して摂るようにしましょう。
生活習慣の乱れ
習慣的に、揚げ物や肉などの脂肪になりやすいものや、スイーツなどの脂質や糖質が高いものを好んで食べているという方は注意が必要です。脂肪が体内に蓄積されていくと、皮脂が過剰分泌され、髪が油っぽくなる原因にもなります。
また、コンビニや外食で済ませることが多く、栄養バランスが偏っているケースも良くありません。
特に、コンビニ弁当には食品添加物などの有害なものが含まれている場合が多く、摂取しすぎると体中に悪影響を及ぼします。
対策として、毎日買ったもので食事を済ませるのではなく、自炊も取り入れることが効果的です。
野菜や果物なども積極的に食べ、バランスの良い食生活を心がけましょう。
髪の油っぽさを防ぐ方法

油分の多いものを食べ過ぎない
「バーベキューをした次の日にニキビができてしまった」「お菓子をたくさん食べたら肌がべたついた」そんな経験はありませんか?これは、摂取しすぎた油分を体外に出している状態です。
すると、肌だけでなく頭皮や髪にも油っぽさがでてきます。
肉や揚げ物を食べ過ぎないように注意し、野菜や魚も取り入れるなど、バランスを意識しましょう。
トリートメントを頭皮につけない
トリートメントやリンス、コンディショナーは頭皮につけると油っぽくなってしまいます。傷みやすい毛先を中心に、中間から下に塗るようにしましょう。
また、頭皮にすすぎ残しがないようにしっかりと洗うことも大切です。
正しい方法でシャンプーする
皮脂をしっかり落としたいからといって、爪を立てたり、強く洗うことはやめましょう。
指の腹で頭皮を優しくマッサージするようにシャンプーするのが正しい方法です。
強くこすらなくても皮脂はだんだん浮き出てくるので、シャンプーと一緒に洗い流すことができます。
しかし、すすぎ残しがあるとべたつきの原因になるので、念入りにすすぐようにしましょう。
頭皮スプレーを使う
頭皮スプレーとは、頭皮の油っぽさや臭いを抑制してくれる便利グッズです。清涼感があり、頭皮のほてりがなくなるので痒み対策にもなります。
スプレータイプや、直接頭皮に当てて使うタイプがあります。
すぐにシャンプーできないときでも、外出先で使うことが可能なので持っておくと良いでしょう。
髪が油っぽいと感じるときのセルフ対処法
髪が油っぽい時の対処法として、シャンプー前のブラッシングと湯洗いが効果的です。
髪が乾いている状態でブラッシングすると、汚れを半分くらい落とすことができます。
頭皮の血行が促進されて凝りがほぐせる点もメリットです。
また、シャンプーをつけても1回ではあまり泡立たなかったという経験はありませんか?
それは、シャンプー前の湯洗いが足りていないのが原因かもしれません。
事前にしっかり湯洗いすることで、ブラッシングで浮き出た汚れが落ち、シャンプーの泡立ちも良くなります。
しかし、もともと皮脂の量が多い方は、以上の方法では十分に改善されない場合があります。
そんな方に試していただきたいのが、シャンプー前にクレンジングオイルをつけることです。
本来はメイク落としなどに使うものですが、油分を落とすのに効果的ですよね。
クレンジングオイルをつけることで、より多くの皮脂を流すことができるのでおすすめです。
髪の油っぽさを美容院で改善する方法は?
美容院で、プロに任せたいという方におすすめのメニューについてご紹介します。
ヘッドスパ
ヘッドスパにはリラックス効果はもちろん、頭皮の血行を良くし、頭皮環境を良くしてくれる効果があります。髪が油っぽいという悩みがない方でも、予防になるのでおすすめです。
最近では、カットやカラーとセットにできるメニューも見かけるので、試してみるのもいいのではないでしょうか。
そのほか、様々な効果があるので詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
炭酸泉クレンジング
炭酸泉クレンジングのメニューを見たことがある方は多いのではないでしょうか。これは、炭酸の泡で頭皮をクレンジングしてくれるというものです。
クレンジング効果に加えて、血行の促進にも繋がります。
また、髪にハリやコシも与えてくれるので、頭皮環境と髪質の改善に効果的です。
まとめ

髪が油っぽくなってしまう原因や、予防法・対処法についてご紹介しました。
皮脂が多くなってしまう原因には、生活習慣や間違った洗い方など、日々の積み重ねによるものが多くありましたね。
自宅でできる予防法や対処法は、どれも簡単に実践できそうなものばかりなので、ぜひ挑戦してみてください。
また、プロに任せたいという方は美容院で施術を受けたり、セルフでできる対策についても聞いてみると良いでしょう。