本当に大風量で髪が早く乾くドライヤーを知りたくありませんか?
ヘアケアといえば、シャンプーやトリートメントに意識が行きがちですが、ドライヤーも重要アイテムの一つです。実際に美容師などプロからの目線では、どんなドライヤーを選んでどのように使いこなすか、ということはとても大切だと言う声がほとんどです。
現在ではさまざまな機種が発売されていますが、皆さんはどんな基準でドライヤーを選んでいますか?マイナスイオン付きであったり音がうるさくないものもありますが、時間節約のためにも大風量のドライヤーを選べば、毎日の面倒なヘアドライもとても楽になります。
日本のように四季がはっきりしている地域では、夏には暑さから早く解放されたかったり、冬には冷えから来る風邪などに繋がる前に早く乾かしたいものです。
ドライヤーの平均風量はどれくらい?
ドライヤーは単純に、使用ワット数が高ければ風量も強いということでは必ずしもありません。風量の値は「m3/分」という単位で表され、1分間に乾かすことができる立方メートルの量ということになります。
ドライヤーの風量については1.0m3/分~2.4m3/分まで多くの種類が存在していて、平均すると1.1m3/分~1.5m3/分程です。1.3m3/分もあれば十分に風量も強いと言えます。
風量が少ないドライヤーは熱風が強すぎたりする傾向もあったり、かと言って風量が弱いとすぐには乾きにくいという特徴を持つものも多いと言われています。
自宅で使用する場合でも、ドライヤーの風量は最低でも1.4m3/分ほどあると毎日かなりヘアケアが楽になるでしょう。
速乾ドライヤーの特徴
最近ではスピーディに髪を乾かすことができる速乾ドライヤーに注目が集まっています。
その特徴は、ノーマルタイプと比較して風量が多いのはもちろん、風速も強いことによってとにかく髪の毛を早く乾かすことが可能だという点です。
速乾タイプの平均風量は1.3m3/分~2.4m3/分というとても強いものになっていますので、短時間でヘアケアが完了するということは電気代の節約ということで省エネ効果もあります。
弱い風量の場合には、なかなか乾かないためについ熱を当て過ぎてしまいますので、熱に弱いという特性を持つ髪の毛への負担も増えてしまいます。その点でも、髪の毛への負担を軽減させることができるというメリットもあげられます。
ドライヤーを選ぶ時のポイント

消費電力
風量とともに多くの人が気になるのが消費電力です。通常のドライヤーでの消費電力は、おおよそ1200Wもしくは3000Wが多いです。風量が大きいタイプは消費電力も大きいと思われがちですが、風量が最大の2.4m3/分タイプの機種でもその消費電力は1200Wであったり、逆に風量が1.2m3/分あたりの強くないものでも消費電力が1300Wといった機種も存在します。
風量が強くても電気代はあまり変わらないということになりますので、選ぶ際には風量と消費電力の両方をきちんとチェックしましょう。ほとんど毎日使うという人であれば、気兼ねなく使うためにも速乾タイプのほうが適していると言えます。
音の大きさ
日常生活上の騒音の大きさを比較してみると、普通の会話では60dB、目覚まし時計のベルでは80dB、通常のドライヤーでは100dBとなっています。風量が大きいと音も大きくなるのは自然なことですが、特にドライヤーは就寝前の入浴後に使うことが多いですので、夜はなるべく静かなタイプだと自分も周りも嬉しいです。
集合住宅ではなおさらですが、一軒家でも寝ている家族に迷惑がかからないようにしたいものです。
速乾ドライヤーでは風量が強いのに低騒音や静音の機種が、特に日立のものに多く存在しますので、音が気になる人は夜に心置きなくヘアケアできるようにこのタイプを選びましょう。
イオン機能がついているか?
マイナスイオンとは、マイナス電気(-)を帯びている微粒子水です。髪の毛にはわずかにプラス電気(+)を帯びていますので、常に静電気が発生しやすい状態にあります。ドライヤーのイオン機能は、そこにマイナスイオンを発生させて当てることにより中和し、さらに小さな粒子水が髪の毛の内部・地肌に浸透することで潤い、まとまりやすい状態を作り出すという効果があります。
髪の毛が傷むというデメリットを感じながら通常のドライヤーを使うよりは、かえって髪の毛を健康にしてくれるイオン機能付きの速乾タイプを使いましょう。現在発売されている速乾ドライヤーのほとんどにこのイオン機能は付いていますので、あまり気にせず速乾タイプから選ぶことができます。
風量を調節できるか?
ドライヤーは風量の大きさに加えて、風量を調節できるかどうかや、その調節機能がどのように付加されているのかということもチェックしましょう。風量調節機能といえば、温風(強・弱)と冷風という3段階調節が一般的なものですが、最近ではエアボリュームダイヤルで風量を無段階に調整する、という機能が付いているタイプも多いです。
また、温風・冷風を交互に出すことが出来たり、温度調整までできるものもあります。
大人は速乾大風量で、子供やペット、高齢者には優しい弱めの風でドライヤーを使う、といった使い分けができるようになります。特に家族みんなで使うドライヤーの場合には風量調節機能付きのものが大変便利です。
速乾・大風量ドライヤーが向いている人

- 風呂上がりにすぐに髪の毛を乾かしたい人
- 夏場の暑い時にも爽やかにドライヤーを使いたい人
- 忙しい人
- 家族が多くて電気代が気になる人
- お世話が必要な小さい子供がいる家庭
上記に該当する方は速乾・大風量ドライヤーが特におすすめとなります。
通常のドライヤーで乾きが遅い・時間がないなどでお悩みの方は自分に合うドライヤーに変えることで解決できるかもしれませんので、この機会にしっかり考えてみてください。
美容師がおすすめするドライヤー8選

①Dysonダイソンドライヤースーパーソニック
メーカー | ダイソン |
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価格 | 42,900円 |
重量 | 618g |
ワット数 | 1,200W |
特徴 | 未来的なデザイン性と速乾性 |
現在市場に出ているドライヤーの中でも断トツの風量で、2.4m3/分を誇る商品です。最大の風力を持ちながら消費電力は1200Wと一般的なもので、静音という点でも話題となっていますが、価格は4万円を超えます。重さは618gと女性でも疲れないほどの重量でマイナスイオンも発生しますので、女性に好まれる機種です。まるで台風のような風量と言われるその強い風は前方に向かって一気に吹き抜けるタイプのため、髪の毛全体を乾かすというのではなくピンポイントで地肌を狙って乾かしていきます。仕上がりは全体的にボリュームアップしますので、毛量が気になっていてボリュームが欲しい人にも向いています。風速調整機能3段階、風温調整機能4段階付きです。
このドライヤーはこんな人にオススメ
- 髪のダメージが気になる方

②テスコムTID2500
メーカー | テスコム |
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重量 | 約650g |
ワット数 | 1,300W |
特徴 | 重すぎず大風量! |
ダイソンドライヤースーパーソニックに近い性能で、もうちょっと優しい価格の商品を希望する人にぴったりの機種です。ドライヤー業界では上記のダイソンに次ぐ風量の強さ(2.2m3/分)を持ち、風量無段階調節機能付きですので、年齢の違う家族が多い家庭では重宝します。消費電力は1300W、重さは670gと重過ぎず、ハンズフリー用の台座付きということで使い勝手の良さに定評があり、価格帯も7,000円前後と安過ぎず高くなくというなかなかの商品と言えます。速乾タイプに多いイオン機能ももちろん付いていますので、欲しい機能がほとんど付いていて手の届く価格のドライヤーとして、売上の上位機種に上がっているほどです。
このドライヤーはこんな人にオススメ
- コスパが良い!大風量のドライヤーをお探しの方

③コイズミヘアドライヤーモンスターKHD-W720/R・K・N
メーカー | 小泉成器 |
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重量 | 約685g |
ワット数 | 1200W〜1400W |
特徴 | 4箇所からのマイナスイオン |
高い速乾性で知られるコイズミのモンスターの特徴は、形状の異なる2つのファンを組み合わせることによって生まれる風量の強さ2.0m3/分を持っていて、そこに速乾用ノズルも付いていてさらに速乾性を感じることができる点です。また、デジタルスイッチということで操作性も高く、冷風ドライもスイッチを押している間のみ機能させることが可能です。マイナスイオンは4箇所から発生しますので、地肌や髪の毛の隅々へと行き届きやすいです。消費電力は1200W~1400W、重さは685gということで特にロングヘアーの人におすすめです。熱も弱めですので、痛みがちな髪の毛の人にも向いています。
このドライヤーはこんな人にオススメ
- 毛量が多く、ロングヘアーの方
④サロニアモイストイオンドライヤー
メーカー | I-ne |
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重量 | 約564g |
ワット数 | 1200W |
特徴 | 高い速乾性・静音 |
ヘアアイロン・コテでよく知られ、芸能人でも愛用している人が多いサロニアが出しているドライヤーは、高い速乾性と静音に優れた商品です。そのため、小さな子供がいるような家庭を持つ人にもおすすめの機種と言えます。風量は1.99m3/分と強すぎず、一般的なサロンで使用されているものと同等でありながら、価格は5,000円を切ります。もう一つの特徴として約60度の低温風があげられます。70度を超す温風で髪の毛はダメージを受けると言われていますので、こちらの機種であれば髪の毛・地肌の健康維持にも役立ちます。女性からの支持が多い理由には、564gという軽さもあるのでしょう。
⑤日立ヘアドライヤーヘアクリエプラスHD-NS900
メーカー | 日立 |
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重量 | 約645g |
ワット数 | 1200W |
特徴 | 業界トップ3に入る静音 |
この商品の特徴は、なんといっても風量と風温の無段階調整機能と低騒音です。風量の無段階調節機能は、小さな子供や高齢者へもやさしく作用します。ナノイオン機能も搭載ですので、普段の暮らしの中でそれぞれの季節や状態・人に合わせて、さまざまなヘアケアができてしまいます。風量1.9m3/分でありながら、最大音量は業界内でもトップ3に入る66dBと静音も保っている点で、集合住宅住まいの人や、生活時間帯が異なる家族と暮らしている人などにおすすめです。消費電力は1200W、重さは645gと平均的、価格は14,000前後からとなっていて、機能性の高さを考えると納得のいく価格と言えます。
⑥パナソニックヘアドライヤーイオニティEH-NE69
メーカー | パナソニック |
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重量 | 約530g |
ワット数 | 1200W |
特徴 | 毛束をしっかりほぐします |
パナソニックが開発した温冷ツインフローの大風量1.9m3/分を基本として、軸に速乾ノズルを配置し温風を、両サイドからは冷風を出すという一見変わった形状のドライヤーです。この温冷ツインフローは毛束をほぐしやすくしますので、毛の流れを整えながら乾かしていくことが可能な機能です。また、この速乾ノズルの外両側に設けられた吹出口からはマイナスイオンが発生しますので、まさに水分を髪の毛に与えながらのヘアケアが可能となっています。マイナスイオンは当て過ぎると、自然の摂理から反発し合って髪の毛に浸透しにくくなります。こちらの機種ではハンドルにイオンチャージパネルが付属していて、パネルを握るだけで髪の毛にたまり過ぎたマイナス電気を逃してくれます。美容に重点を置いている商品ということで、女性におすすめです。
⑦テスコムヘアドライヤーNobbyNB3000
メーカー | テスコム |
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重量 | 860g |
ワット数 | 約1500W |
特徴 | 1風量が通常の1.4倍 |
プロ専用品として、日本のサロンで非常に多く使われているのがこちらの機種です。風量は約1.7m3/分と通常のドライヤーの1.4倍はあり、あっという間に髪の毛を乾かすことができ、スタンド・拡散フードなど付属品も多いのに価格は16,000円前後というのが人気の秘密です。美容師御用達のメーカーNobbyより発売されているドライヤーの、高機能最上位モデルがNB3000となります。風量熱量共に申し分なく、マイナスイオン機能も付いていて、速乾性が高くてすぐに乾かせるので、時間短縮に重きを置く人には特におすすめです。ロングヘアの人も毎日楽にヘアケアすることができます。
⑧リュミエリーナレプロナイザー 3D Plus
メーカー | リュミエリーナ |
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重量 | 722g |
ワット数 | 1200W |
特徴 | バイオプラミングで髪に潤いを |
リュミエリーナは、バイオプログラミングという最先端独自技術を開発したことで知られ、コテなども含め多くのドライヤーを発売しているメーカーです。風量はそれほど強くないのに、高い速乾性を持つことで人気を集めたプロフェッショナル機種は、残念ながら現在生産終了となっています。後続のレプロナイザーがさらに進化を遂げています。風量が増えたことはもちろん、バイオプログラミング特殊セラミックスが髪の毛へ潤いを与えますので、ヘアケアに重きを置く人におすすめの商品です。消費電力は1200W、重さは約700gですが、すぐに乾きますので気にならない程度だと言えるでしょう。
まとめ
髪の毛をとにかく早く乾かしたいという人が多い今の時代に、速乾で大風量のドライヤーはまさにぴったりな商品です。たくさんの機種が存在しますが、機能面で何に重点を置くのか、使用人数、価格などを比較して自分のライフスタイルに合うものを見つけましょう。
ドライヤーは毎日使うものですが、毎年買い替えをする物でもありませんので、妥協せずに選びたいところです。ドライヤーのモーター寿命は
3~4年と言われている中、もっと長く使えている人も多いようです。風量が断トツのダイソンスーパーソニックから、ヘアケアを重視したイオン機能がしっかりしたもの、もうちょっと安い価格帯のものまで、消費電力や音量も合わせて家族で意見を出し合い納得のいくものに決めましょう。
ドライヤーを自分に合ったものにするのはもちろん基、本のヘアケアとしてシャンプーやトリートメントにも気をつけてくださいね!
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