シャンプー選びのひとつのポイントとなるのが、髪に優しいかどうかです。毎日のことですので負担になる物を使うのは好ましくなく、安全性を重視した選び方をしなければいけません。
そこで注目されているのが泡シャンプーです。昨今では種類も増え豊富な選択肢の中から選ぶことができます。ただ、気になるのが実際の効果についてです。
目次
泡シャンプーとは一体どんなもの?
そもそも泡シャンプーとは何かという点が気になるところですが、実は具体的に定義されているわけではありません。一般的には、ボトルから泡で出てくるタイプの物や、濃密な泡に特徴がある物などが泡シャンプーと呼ばれています。基本的には泡が特徴的なシャンプーと捉えておいて差し支えありません。
泡に特徴があると言われてもピンとこないかもしれませんが、しかし髪と頭皮にとっては大切なことです。一度体験すると使い心地やダメージの少なさに違いを感じられるはずです。
泡シャンプーと液体シャンプーの違いとは?

泡シャンプーの効果・メリット
こすりダメージが少ない
メリットはこすりダメージを軽減できることです。シャンプーの際には泡を作るために頭をゴシゴシと擦ることになりますが、実はそのこすり洗いというのは髪と頭皮に大きなダメージになります。摩擦によって痛め付けられてしまい、髪の表面がボロボロになる上、頭皮への負担も高まります。
日々のダメージが蓄積されていくことで、パサつきやすくまとまりのない髪になるほか、抜け毛を促進する原因にもなり薄毛を引き起こす懸念もあるのです。いかに優しく洗うかが重要ですが、そこで最適なのがこすりダメージを減らせる泡シャンプーというわけです。
スタイリングがしやすくなる
泡シャンプーを使うとスタイリングがしやすくなるというメリットが生まれます。髪をセットする時に上手く決まらないこともあると思われますが、それはダメージによって髪が傷付くことで、水分の減少やうねりなどが発生してしまうからです。まとまりにくくなってしまう上にセットも崩れやすくなりますからストレスも感じやすいでしょう。
しかし毎日のシャンプーでのダメージを減らすことでそうしたストレスも取り除けます。扱いやすい健康的な髪質へと変化するため、イメージ通りにセットできるようになるのです。
キューティクルを強化する
髪の毛の表面には、キューティクルと呼ばれる鱗状の層が存在することをご存知の人は多いはずです。この層が剥がれると髪のトラブルに繋がるのですが、泡シャンプーでダメージを抑えることで強化していくことができます。
また、髪を保護する成分の働きもあって外的な刺激に負けない髪質へと導いていけます。健康的なキューティクルに変化すると見た目にツヤが生まれるほか、手触りも良くなります。潤いが保護されやすいためにツルツルで美しい憧れの美髪を手に入れられるのです。
泡シャンプーの選び方
シリコンの有無
選び方のポイントに、まずシリコンの有無をチェックしてみましょう。シリコンは髪をコーティングして手触りを良くしてくれるというメリットがあるものの、補修成分の浸透を悪くするほか、頭皮環境にも悪影響を及ぼすと言われています。
昨今ではノンシリコンタイプが増えていますが、それでもシリコン配合の物も沢山ありますので、無配合の処方になっている物を選ぶのがおすすめです。ちなみに、成分表記にはシリコンとは明記されていません。例としてジメチコン、シリル、シクロメチコンなどと表記されているため注意が必要です。
口コミで選ぶ
シャンプーの良し悪しを判断するには口コミをチェックするのも有効です。製品のホームページやパッケージなどには良いことしか書かれていませんので、そうした情報だけで選んでしまうと失敗します。
実際に使ってみた人はどんな風に感じているのかチェックしてみることで分かることもありますから、目を通しておいて損はないでしょう。なお、良い評価ばかりではなく悪い評価もきちんと参考にすることが大切です。しっかりとマイナス面も把握した上で選ぶようにすると失敗しにくくなります。
しっとり系かさらさら系か
好みにもよるのですが、しっとり系なのか、それともさらさら系なのかも踏まえて選ぶのもおすすめです。まとまりを良くしたい、パサつきを抑えたいという人にはしっとり系が良く、ロングヘアーで流れるような髪質を楽しみたい人にはさらさら系が打ってつけです。
なお、両者は保湿成分の配合量で効果が調整されていることがあるのですが、髪質によっては保湿成分の働きで重くなりベッタリすることもあります。逆にセットをしにくくなることもあるため注意が必要です。
美容師がおすすめする大人向け泡シャンプー3選!!

①キューテック マイクロフォーム クレンジングセラム

メーカー | ワイマック |
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商品特徴 | 泡ででてくる炭酸シャンプー |
キューテックは泡で出てくるタイプのシャンプーで、0.2mmもの細かい泡で洗えるのが特徴です。一般的なシャンプーですと0.8mmほどの泡のサイズですから、かなりキメ細かくなっていることが分かります。隅々まで泡が行き届きやすく汚れもしっかりと落とせます。成分構成も魅力的です。ダメージ補修を行ってくれる成分をはじめ、エイジングケアや保湿、頭皮ケアも行える複数の成分で構成されています。髪と頭皮の健やかさを目指しながら指通りの良い美髪を手に入れられます。天然由来のメントールも配合されているため、シャンプー後はしっかりとした爽快感が味わえます。口コミでもその爽快感が高く評価されています。
泡で出てくるシャンプーなので泡立てる手間を省けますし、濃密泡タイプなので毛穴内部にまで浸透するのがいいですね♫時短ケアですっきりと洗浄できるので髪へのダメージが軽減し、以前よりサラサラに変化してきました。髪のダメージが修復されているためか、乾燥・紫外線にも強くなった感じがします! 炭酸シャンプーを使用したのは初めてですが、栄養成分が頭皮と髪に残っている感覚がいいです。炭酸が適度に刺激を与えてくれるので、洗っているときに頭皮がじんわりと温かくなります。
出典:シャンプー解析ラボ
このシャンプーはこんな人にオススメ
- 洗い上がりさっぱりを実感したい人
②Le ment(ルメント)

メーカー | magicnumber |
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価格/内容量 | 2,640円(2本以上購入の場合)/200g |
洗浄成分(界面活性剤) | アミノ酸系洗浄成分 |
シリコン | ノンシリコン |
商品特徴 | サロン帰りの手触り、高濃度炭酸シャンプー |
Lementは高濃度の泡に炭酸をプラスしているのが特徴的です。炭酸が含まれたシャンプーも昨今注目されていますが、通常のシャンプーでは入り込めない毛穴の中にも入り込み汚れをしっかりと掻き出してくれます。また、炭酸の力で頭皮を刺激し、マッサージ効果で地肌からの健康を目指します。保湿成分をたっぷり配合しているのも魅力です。アルガンオイルやケラチン、リピジュアなどの保湿性に優れた成分をふんだんに使用し、内から輝く髪作りをサポートしてくれるでしょう。
③メリット 地肌すっきり泡シャンプー
メーカー | 花王 |
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商品特徴 | 頭皮までしっかりとスイスイ洗えるシャンプー |
メリットも泡で出てくるタイプのシャンプーです。お馴染みのブランドですから入手しやすく親しみを持ちやすい存在でしょう。泡で出てくるためにダメージを抑えつつ洗えるという良さと、泡切れが良いためにすすぎが楽という特徴があります。キメの細かい泡によって広がりやすいため、洗い作業も簡単に済ませられます。地肌をクリーンにする働きに優れている成分構成ですので、フケやかゆみを防ぎたい人に適しています。シャンプーにすっきり感を求める人にもおすすめです。
メリットの地肌すっきり泡シャンプーは、生まれつき髪が細くて柔らかくボリュームのないシニアの私にとってぴったりの商品でした。 使用感はその名の通り、乗せた瞬間頭皮を走り抜けていくように浸透していきます。 まさに地肌がすっきりとするシャンプーで、気持ちよく洗うことができます。 細くなった髪でもすいすいと洗うことができ、最初から泡で出てくるので頭全体に広げやすいです。 地肌にまで泡がすぐに広がり、泡切れもよいので早くすすぐことができます。
出典:シャンプー解析ラボ
美容師がおすすめする子供向け泡シャンプー3選!!

①ピジョン
メーカー | ピジョン |
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商品特徴 | 地肌への刺激が抑えられているため安心 |
ビジョンは泡タイプのシャンプーで小さな子供に適した処方です。まだシャンプーに慣れていない年齢でも、泡で出てくるために洗い作業もしやすいはずです。また、目に沁みにくいのも嬉しいポイントです。子供向けということもあって弱酸性・低刺激・無着色の処方なのが魅力でしょう。また、パラベンフリーでさらに安全性を高めています。地肌への刺激が抑えられていますので安心感を持って使いやすく、必要な皮脂は残しつつ、汗やニオイだけをしっかりと取り除けます。
ビジョンの泡シャンプーは、グリチルリチン酸2Kが配合されているので頭皮環境もしっかり整えてくれます。 ベビー用ですがセラミド2の高い保湿力が肌を乾燥からも守ってくれるので、大人の私でもしっかり使うことができました(^○^) CMでよく宣伝している商品よりも、ビジョンの方が優れています。 毛髪に被膜を貼る成分が配合されていないので少しパサつく感じはありますが、敏感肌や頭皮にトラブルがある人は試してみる価値はあるでしょう。
出典:シャンプー解析ラボ
②ぬくもり泡シャンプー

メーカー | モトモ |
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価格/内容量 | 3,980円/300ml |
商品特徴 | ボタニカルベビーシャンプー |
ひとりのママであるコスメコンシェルジュが赤ちゃんや幼児の乾燥・フケ・パサつき肌トラブルに悩むママのためにつくったボディー&ヘア用シャンプーです。
7種類の天然植物エキスやアミノ酸洗浄成分を配合し、顔や体、髪、頭皮と子供の全身ケアに安心して使えるように保湿力や、低刺激、整肌効果などに徹底的にこだわっています。
また、ふわふわの泡がお子様の肌を優しく包み込みながら洗い、ほのかに香るカモミールの香りで、汗をかきやすい赤ちゃんや子供の匂いケアをすることもできます。
泡がしっかりしているベビー系なので快適に洗うことができ、髪の毛がバサバサになることがありません。 絡んだりきしんだりせずにするりとまとまり、頭皮の乾燥が落ち着くので子供がお風呂上りの掻きむしることがなくなりました。 髪の毛と身体を一度に洗ってしまえるのがこの商品の特筆すべきところで、洗い上がりの肌がしっとりするので使用感は良好です♪ 息子はかなり敏感肌なのですが、しみたり刺激を感じることがないので気に入っています!
出典:シャンプー解析ラボ
③オルナのオーガニックシャンプー
メーカー | オルナ |
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商品特徴 | お肌への優しさにとことんこだわった、無添加ベビーシャンプー |
とことん子供の安全性を重視したい場合は、オルナのオーガニック泡シャンプーがおすすめです。刺激になり得る成分を徹底して排除していますので、肌があまり強くない子供でも使いやすいと言えます。保湿成分としてコラーゲンやセラミド、ビタミンC誘導体、ヒアルロン酸なども配合しています。これらの働きで子供特有のプニプニとした肌質をキープしやすくなるでしょう。企画から製造まで日本品質で作られているのもポイントが高いところです。
オルナのシャンプーは少量でもしっかり泡立ち、香りもボタニカル系なので爽やかです♪ アロマサロンのような良い香りで、洗い流すと香りが残らないところも良いです! 洗浄力が強いので洗い上がりは少しギシギシする感じがありますが、トリートメントをつけると落ち着きます。 無添加系ですが、決してマイルドな使用感ではなく頭皮が乾燥して痒くなる傾向にあるので、どちらかというとベタつきが気になる人向けの商品のようです。。。
出典:シャンプー解析ラボ
④ドクターシーラボ ベビーソープ
メーカー | ドクターシーラボ |
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商品特徴 | いつまでも健やかな肌に保つ赤ちゃん肌専用の全身用ソープ |
コスメでお馴染みの、ドクターシーラボから発売されているベビーソープも子供におすすめです。泡で出てくる弱酸性のベビーソープで優しく洗えます。アルコールやパラベン、香料などの成分は排除して安全性を高めています。保湿成分としてコラーゲンやヒアルロン酸、セラミドを含めているほか、サクラエキスやアルゲエキス、グリチルリチン酸2Kなどの成分の働きで健やかな肌を維持します。なお、全身に使えますので洗い作業も簡単です。優しい泡で顔や体もまとめてリフレッシュ&ケアができます。
ドクターシーラボのベビーソープは、乾燥肌でガサガサの私の子供のために購入したのですが、使ってみたところしっとりしたような感じになりました。 冬の時期はどうしても乾燥しやすいのですが、優しい洗いあがりなのでとても気に入っています♡ 実は子供だけでなく敏感肌の私も全身に使用していて、しっとりするのでいつの間にかトラブル知らずの肌になりました。 この商品は泡で出てくるので使いやすく、もっちりしているのですがふわっとした使用感がとても気持ち良いです!
出典:シャンプー解析ラボ
泡シャンプーの正しい洗い方をチェック
大事なのは力を入れないで洗うことです。せっかく泡シャンプーがダメージを軽減してくれるところ、ゴシゴシと力を入れて洗ってしまうと刺激になってしまいます。それではどのみちダメージになる恐れがあるため、頭皮をいたわるように優しくマッサージを行うようにして洗うことを心掛けましょう。
洗い終わったらすすぎもきちんと行います。すすぎ残しは頭皮トラブルの原因になりますので、洗う時の倍の時間を掛けて隅々まで丁寧に洗い流すようにしましょう。
泡シャンプーのまとめ
いかがでしたでしょうか?今回は泡シャンプーについて解説を行ってきましたが、髪と頭皮に優しく洗えるシャンプーというメリットがあります。中にはあまりシャンプーには拘らず使っている人も多いと思われますが、洗い方を変えてあげるだけで髪の質はまるで違ってきます。特に女性にとっては髪の毛は大事ですからヘアケアの仕方を考えてみてはいかがでしょう。また、大人だけでなくデリケートな肌質の子供についても、優しく洗えるように気を配ってあげることが大切です。
炭酸シャンプーをつかって頭皮環境を整えていく事もできます。
おすすめの炭酸シャンプーはこちらから!
逆に液体シャンプーは泡立ての手間に加え、しっかり水洗いしないと原液のままではシャンプー剤が残ってしまう場合がありますが、泡シャンプーはそれにくらべ洗い流すのが楽です。
また、モコモコとしたキメ細かい泡で洗えるのも特徴のひとつです。泡シャンプーは濃密な泡で洗えますから優しさも感じやすいと言えます。いつものシャンプータイムとは違った心地良い感覚で洗えることでしょう。
ただし、液体シャンプーと比較するとコスパが悪くなる場合があります。