ワックスをあまり使用したことのない人はワックス選びに迷いませんか?
高校生や大学生になるとオシャレに気を遣う人も増えてくると思います。高校生なら制服があるので髪型にこだわりを持つ方も多く、大学生だと髪の毛を染めたりも自由にできるようになるので、髪型のオシャレもより一層楽しむことができるようになります。しかし、今までヘアスタイルを気にしたことがない方だと買うだけでも何を選べば良いのか迷ってしまうので、まずはどのような種類があるのかを知って、その上で自分の髪の長さや質などから最適なものを選ぶようにしてください。
ワックスの種類

クリームワックス
程よいツヤと伸びを持ったフラットな質感を持つクリームタイプは初心者でもセットがしやすく、見た目にも重さが出ないので、自然な印象でセットしたい人に適したワックスです。
キープ力とツヤ感と伸びは全て平均的なものとなっていて、ファイバータイプとドライタイプの中間のような位置づけとなっているクリームタイプですが、使い方は毛束を作って動きを出しても良いし、流れるような大人っぽいスタイリングをするのも良いです。適した髪の長さはショートからミディアム・ロングまで幅広い長さに対応しているのも特徴の一つです。
ジェルワックス
数ある種類の中でもトップクラスのキープ力を誇るのがジェルタイプのものです。見た目はジェルと言うだけあって透明な色をしていて成分も水と樹脂を合成したものになっています。ゼリー状の見た目からも分かるようにかなりべたつきやすく、付けた印象もツヤがあるのでオールバックなどでビシッと固めたい人に適したワックスです。
ジェルタイプが適した人は毛量が多い人でキープ力が高いのでショートからミディアム・ロングまで使うことができますが、付けすぎるとテカテカになってしまいますので注意が必要なタイプです。
グリースワックス
グリースタイプは見た目はジェルタイプと同じようにも見えますが、実はキープ力はそれほど強くないのでツヤ感だけを出したい方に適しています。ツヤのある髪型と言えばリーゼントが思い浮かぶでしょうが、昔のポマードの進化版とも言えるワックスでツヤ感を出すには最適なタイプですが、初心者が使う場合にはキープ力が弱いので他のタイプと併用して使うと良いです。
適した髪の長さですがグリースタイプ単体で使う場合にはあまり長すぎる髪型だとキープするのが難しくなるので、適した長さはショートからミディアムまでとなっています。
ドライワックス
ドライタイプはその名の通り油分や水分が少なく乾いた印象があるタイプで、呼び名としてはマットタイプやクレイタイプなどとも呼ばれています。ファイバータイプよりも油分が格段に少ない分動きのあるスタイリングがしやすい特徴があります。また、油分が少ないということは軽いということでもあるので、髪質が柔らか方や毛が細い方・毛量が少ない方でもボリュームを出したスタイリングが可能です。
毛束を作ったり毛先を跳ねさせるなどの遊びもできるのでミディアムからロングまでの髪の長さに対応しています。ちなみに初心者が使う場合にはシャンプーで落ちにくい特徴があるので洗う際には注意してください。
ファイバーワックス
ファイバータイプという名前ですが、ファイバーとは繊維を意味しているので非常に伸びのある性質を持っています。整髪力もとても高いので髪の毛に付ける際には繊維が糸のように伸びてスタイリングもしやすいです。
また、スタイリングをした後でも手グシで簡単にアレンジをしやすい特徴があるので初心者にも使いやすい種類となっています。ただし、油分が多い特徴も持っているので付けすぎると重たい印象になってしまいます。ですので初心者が使う場合には少量ずつ付けるようにしてください。ちなみに適した長さはショートからミディアムまで使えます。
初心者におすすめのワックスとは?

初心者の正しいワックスの付け方

分量に気をつける
自分の髪質や長さに適した種類が見つかったら、今度は実際に付けていきますが最も大切になってくるのは分量です。これは長さによっても異なりますが、ショートからミディアムの場合には最初は10円玉程度のワックスを手に取るようにして、そのワックスは直接髪の毛に付けていくのではなく、手の平でしっかりと伸ばしてから使ってください。
両手で伸ばすと次第に透明になるので、透明になるまで伸ばすことができたら、手の平だけでなく指の間まで馴染ませるように伸ばしてくと後々のスタイリングがとても楽にできるようになります。
ワックスの付けすぎはNG
初心者の方はしっかりとスタイリングをしたいという思いから大量に手に取る人がいますが、実はこれが最も行ってはいけないNGな行動です。イメージでは量を多くすればキープ力がアップするような感じがしますが、実は量が多すぎると重くなりすぎてしまい、セット力が落ちてしまいます。
さらに重みで上に持ち上げることもできなくなるので、潰れてしまったり、ジェルタイプやグリースタイプのようにツヤを出すタイプの場合にはべたついた印象になってしまします。特に初心者の場合には少量から付けていって、少しずつ量を増やすなどして対応しましょう。間違っても最初から大量に付けないように注意が必要です。
後ろ髪からサイド、トップの順番につけていく
適量を手に取ってしっかりと伸ばすことができたら、いよいよ髪の毛に付けていきますが、最初は全体的にムラができないように付けていきます。この際の付ける順番ですが、髪の毛のボリュームが多い順番に付けるのがおすすめで、後ろ髪を最初に付けたら、次にサイドを付けて最後にトップを付けるようにしてください。
そして、前髪に関しては後でセットをするので現段階では付けないように注意しましょう。さらに後ろ髪はワックスだけでは綺麗にセットすることは難しいので、予めドライヤーを使って形を作っておくと良いでしょう。
完成系は顔全体がひし形になるように
前髪以外の髪の毛全体に満遍なく付けることができたら今度は形を作っていきますが、この際のポイントはひし形になるように意識することです。また、現段階では細かくセッティングをすることはNGで、全体的に馴染ませながら大まかなシルエットを作りこむことに専念しましょう。
初めに髪を持ち上げて爆発したようなシルエットを作ります。それができたらクシや手グシで余計なボリュームを抑えていきます。この抑える際のイメージがひし形でトップとサイドはボリュームを出して、トップとサイドの間の部分だけはボリュームを抑えていきます。トップと両サイドと顎の4点を結んで綺麗なひし形になるようにできればOKです。
手に残っているワックスで細かく整える
シルエットが出来上がったら流れを整えていきますが、この際に無造作に行うのではなくつむじから放射線状に流していくと見た目が綺麗に仕上がります。サイドとトップとサイドの間は前に向かって流れるようなイメージを持つと良いです。
そして、全体のシルエットが完全に整ったら手に残った少量で前髪ともみあげを整えれば完成です。前髪ともみあげは付けすぎると不自然な束になるので、髪の毛の中間から毛先にかけて軽く整えるだけに留めておきましょう。前髪は印象を大きく決定付ける部分なので、初心者の方はインターネットで写真を探して参考にしてください。
美容師がおすすめする初心者向けワックス5選!!

①UEVO DESIGN CUBE ホールドワックス
メーカー | デミ コスメティクス |
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商品特徴 | 強力なキープ力 |
強力なセット力と適度なツヤ感がメリハリのあるスタイリングを実現できるワックスです。シャイニーパール成分が配合されているので髪質がパサつきがちな人でもツヤ感を出しながらセッティングをすることができます。スタイリングも大きな毛束や根元からの立ち上がりを作ってしっかりと固めることができて長時間形をキープします。マニッシュな髪型からショートにも使えるので便利です。
このヘアワックスはこんな人におすすめ
- 初心者でキープ力が強いワックスをお探しの方

②ナカノ スタイリング ワックス 4
メーカー | 中野製薬 |
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商品特徴 | 髪に自然な動きを与える |
ファイバータイプの為、とても伸びが良くて髪の毛全体に馴染みやすい特徴があります。しっかりと毛先に動きを付けて毛束も作りやすいので動きのあるスタイリングに適しています。また、長時間キープするセット力もあるので便利ですが、上に持ち上げるようなセッティングには向かないので比較的長めの髪型に動きを付けるようなイメージで使用すると良いです。ヘアカラーの褐色を防止して紫外線からのダメージも防止するので髪の毛のケアにも気を配りたい人におすすめです。
このヘアワックスはこんな人におすすめ
- 動きのある髪型にしたい方

③アリミノ ピース フリーズキープワックス
メーカー | アリミノ |
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商品特徴 | 髪に優しい保湿成分 |
べたつくことなくデザインと質感の持続ができるクリームタイプで、ディテールを個性的かつ自在なデザインを作ることができる特徴を持っています。強力なセット力と立体的な毛束を作ってハードタイプよりも強力にセットします。また、ワイヤーフィルム効果で根元の立ち上がりを支えて毛先のパサつきも抑えるので良いです。香りも独特の嫌な臭いはなくアクアカシスの香りがするので女性でも使いやすいです。
このヘアワックスはこんな人におすすめ
- 個性的なヘアセットがしたい方
④LIPPS L08 マットハードワックス
メーカー | リップス |
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商品特徴 | 程よい濡れた感じの見た目に |
定番アイテムと言えばこれというほど人気が高くスタンダードなワックスです。1日中崩れることなくキープできるハードなセット力に加えて、髪質が柔らかく潰れやすい人でも簡単に毛束を作ったりボリュームを出すことができます。セミマットな質感でしっかりと毛束を作りたい人におすすめで、男性ならベリーショートからショートの人には最適です。
⑤デューサードライペーストワックス6
メーカー | ナンバースリー |
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商品特徴 | 強力なホールド力 |
ドライタイプではありますがファイバータイプのような伸びのある使用感も印象的なワックスで、強力なセット力に加えてドライ感が軽やかな印象を演出するのに最適です。ツヤ感は控えめで軽さもあるのでフワッとした印象を作りたい人に適していて、ショートはもちろんロングでもオールレングスに対応しているので、男女共に誰でも使える万能なタイプとなっています。
まとめ
初めてワックスを使う際には使い方はもちろんですが、種類の豊富さにも驚かれたことでしょう。これほど豊富に種類があると自分の髪質や長さに合うものが必ずあるはずですが、それを見つけることは難しいです。なので種類の特徴を理解して自分に合うものを見つけてください。そして、見つけることができれば後は正しいスタイリングを心掛ければオシャレなセットができるので使いながら使用感やセッティングになれて楽しみながらヘアスタイルを作っていきましょう。
ワックスに慣れてきたら、ヘアスプレーを使ってワックスで使った髪型をより長持ちさせましょう!
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適度なキープ力があり、伸びやすく、重くなりすぎないため初めてのワックスとしては非常に使い勝手がいいです。
ソフトタイプのワックスはあまりキープ力が弱いためヘアスタイルにもよりますが、思いどおりにスタイリングするのが難しい場合があります。
逆にハードタイプのワックスだと初心者の方はしっかりスタイリングしようとしてつけすぎる傾向にあるため、べたついて仕上がりが重くなってしまう可能性があります。
ただし初心者でもベリーショートの方であればヘアスタイル的にハードタイプでも重くなりすぎることはないので、試してみてもいいかもしれません。