ヘアアイロンというと、女性だけがスタイリングに使うものだと思いっていませんか?
ヘアアイロンは男性もぜひ積極的に活用することをおすすめします。ドライヤーだけを使うよりセットがしやすく、またヘアスタイルも長持ちします。メンズにおすすめのヘアアイロンも紹介しますので、ぜひ使いやすいものを見つけて毎朝のスタイリングに使ってみてください。おしゃれに決まりますよ。
メンズがヘアアイロンを使うメリット・効果
①セットがしやすくなる
ヘアアイロンを使う最大のメリットは、スタイリングが簡単にできるということです。メンズのヘアスタイルをお洒落に決めようと思ったら、トップは自然にふんわりさせながら毛先は無造作に遊ばせたり、バランスよく軽く外ハネさせたりと、メリハリをつける必要があります。
メンズの髪型は、実は女性以上に細かい部分にこだわってメリハリをつける必要があるのです。こういったスタイリングは、ドライヤーよりヘアアイロンでやるほうがずっと容易にできます。またメンズの短い髪は寝ぐせがつきやすいですが、そういったピンポイントの直しが素早くできるのもメリットです。
②セットが長持ちする
ドライヤーよりセットが長持ちするのも大きなメリットです。髪の内部はたんぱく質が大きな比重をしめており、これらたんぱく質は結合しています。この結合のつりあいがとれている場合は髪はまっすぐ、バランスが崩れている場合はうねりやくせ毛に繋がります。ヘアアイロンは、熱を加えることで髪内部のたんぱく質の結合のしかたを変化させ、髪にかたちを作っています。そのためヘアアイロンでセットしたスタイルは長く持たせることができます。
メンズ向けヘアアイロンを選ぶポイント
ストレートアイロン
ヘアアイロンにはストレート用、カール用、兼用の2種類がありますが、メンズのヘアスタイルはストレートタイプがおすすめです。カール用は女性が大きなカールを点けたりパーマ風にスタイリングするときに向いたものです。また兼用タイプはストレートにもカールにもしにくく中途半端なものがあります。ストレートタイプは髪をストレートにしかできないわけではなく、ある程度はカールにも対応できます。メンズが最初に選ぶならストレートタイプがいいでしょう。
チタンコーティング
スタイリングするときは、ヘアアイロンの先端のプレート部分で髪をはさみこんで熱を加えます。このプレートは、チタン、セラミック、テフロンなどアイロンによって素材が異なります。
どれが使用されているかで熱伝導率が変わってくるため、素材はアイロン選びの重要なポイントです。おすすめしたいのはチタンコーティングされているアイロン。またセラミックも良いでしょう。熱伝導率が高いため、短時間で効率よく髪のセットが行えます。
最高温度の高いものを選ぶ
髪は、熱によって内部のたんぱく質の結合状態が変わり、カールやストレートになることはすでに述べました。この結合状態の変化を起こすためには、160℃以上、効率よくするなら180℃必要と言われています。
それより低い温度でじんわり熱を与えているとセットに長い時間がかかり、髪を傷めてしまいます。できるだけ短い時間でスタイリングすることが髪のダメージを少なくするコツです。ヘアアイロンは、最高温度が高いものを選びましょう。
美容師がおすすめするメンズ向けヘアアイロン5選!!
①ADST Premium DS2
メーカー | ハッコー |
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重量 | 約290g |
プレート温度 | 60〜180℃ |
特徴 | ムラなくアイロンが可能 |
サロン向けの高性能なヘアアイロンです。温度上昇が早く安定しているので高温でムラなくかけることができます。プレート部分のかみ合わせがしっかりしているため、どこの部分でも均一に熱を与えることができるのもポイント。プレート部分がコンパクトなのでメンズの短い髪がしっかりはさめます。価格は少し高くなりますが、つくりがしっかりしていて長く持ちますので、長い目で見ればコスパも良好です。ヘアアイロンを初めて使うメンズ、不器用なメンズにおすすめしたい商品です。
このヘアアイロンはこんな人にオススメ
- ヘアスタイルにこだわりたい方
②Onedamストレートアイロン
メーカー | 三木電器産業 |
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重量 | 約250g |
プレート温度 | 60〜200℃ |
特徴 | 細かいスタイリングが可能 |
プロ仕様ですが、比較的求め安い価格帯で購入できるおすすめヘアアイロンです。最高温度は200℃ですが、細かく調整が可能です。また上昇時間も比較的素早いです。プレート部分のかみ合わせも良く、がっちり挟み込むことができます。コードが回転するため、スタイリング中にどの方向でも簡単に向けられてコードが邪魔にならないのも高い評価ポイントでしょう。できるだけ費用を抑えながら、使いやすいヘアアイロンを購入したいメンズに。
このヘアアイロンはこんな人にオススメ
- コスパが良く、使いやすいアイロンをお探しの方
③コイズミヘアアイロンメンズビューティーストレートブラック
メーカー | 小泉成器 |
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重量 | 約170g |
プレート温度 | 160℃ |
特徴 | 髪へのひっかかりを最小限に |
コンパクトで軽量サイズ。価格もお手頃ですので、ヘアアイロンがどんなものか取り合えず使ってみたいというメンズにおすすめです。プレート部分がコンパクトですのでしっかり短い髪でもしっかり挟み込むことが可能。細かな部分でも丁寧なスタイリングができます。プレート部分はナノセラミックコーティングで、髪へのひっかかりも少なく、初心者にも扱いやすいアイロンです。
このヘアアイロンはこんな人にオススメ
- ヘアアイロンに慣れていない方
④サロニアストレートアイロン
メーカー | I-ne |
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重量 | 345g |
プレート温度 | 120〜230℃ |
特徴 | マイナスイオン効果でさらさらに |
サロニアストレートアイロンはプレート部分にチタニウム加工が施されていて髪に優しい作りとなっています。マイナスイオン発生機能もついているので、さらさらの髪質に保てます。最高温度もプロ仕様のMAX230℃の高速加熱機能搭載でスタイリングも自由自在に楽しめます。
⑤Aretiマイナスイオンヘアアイロン
メーカー | Areti |
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重量 | 約160g |
プレート温度 | 200℃ |
特徴 | 温度上昇スピードが早い |
プレート部分がわずか15mmという細さが特徴で、メンズの短い髪でもしっかり挟んでセットすることができます。最高温度は200℃で、5℃単位での調整が可能。温度はデジタルディスプレイで確認できますので、しっかり高温になってから使うことができます。素早いスタイル作りができるので、髪のダメージを最小限におさえられるでしょう。温度上昇スピードが早いのも大きなメリット。コード接合部が回転しますので、細かなスタイリングでもコードが絡まったりせず、取り回しがしやすいのもおすすめポイントです。価格と性能のバランスがとれたアイロンです。
ヘアアイロンを使う際の注意点
ヘアアイロンの使い方のポイント
ヘアオイルをつける
ヘアアイロンをあてることで髪が受けるダメージには、摩擦もあります。髪を直接プレート部分に挟み込んで押し当てるようにして熱を加えるので、高熱だけでなく摩擦によるダメージも受けてしまうのです。そこで少しでも摩擦による傷みを軽減するためには、アイロンを使用する前に髪にヘアオイルを塗布するようにしてください。ヘアオイルが髪の表面をコーティングすることで、摩擦ダメージを軽減し、熱からも保護してくれます。
なお、ヘアオイルはたくさんつけすぎると髪がべっとり重たくなりますので、少量を手に取ってて手のひらに広げ、毛先から少しずつ上に向かって伸ばしていくようにしましょう。また、つけるのは根元の手前までにします。根元までべったりつけると髪がうまく立ち上がらなかったり、頭皮について毛穴詰まりを起こす可能性がありますので注意してください。オイルをつけた後は、髪が乾いてからアイロンを当てるようにしましょう。
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毛髪の中間から毛先に当てる
髪をたくさんはさみこんで使うと、まとまりの内部にまで熱が伝わりにくく、かたちにムラができてしまいます。ヘアアイロンを使う時は、毛束をとりすぎないようにするのがコツです。髪の短いメンズは全体をブロッキングする必要まではありませんが、少しづつプレート部分に挟み込み、短時間でさくさくセットをすすめていくようにしましょう。
また根元ぎりぎりにヘアアイロンを当てるとおかしな段がついたり、ハネすぎたりすることがあります。中間部分から毛先にかけて当てるようにしましょう。
まとめ
ヘアアイロンのメリットや使い方のポイント、メンズにおすすめの商品を紹介してきましたが、いかがでしたか。ヘアアイロンというと女性向けのイメージがあるかもしれません。しかしヘアアイロンを上手く活用することで、ドライヤーよりもずっと簡単にメリハリの利いたおしゃれなスタイルを作ることができます。ヘアアイロンはメンズこそ使ってほしいアイテムと言えるでしょう。ぜひ使い方をマスターして、モテ髪メンズスタイルになってください。
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髪が濡れている状態で使用しない
使用するとき注意したいのが、髪が濡れた状態で使用しないということです。髪の表面はキューティクルがうろこ状に覆い、内部のたんぱく質や水分を保持しています。ところが、髪が濡れるとキューティクルは自然と少し開く性質があります。
これは刺激に対してとても弱い状態です。そこにヘアアイロンで直接高熱を加えると、内部や表面の潤いが一瞬にして蒸発してしまいます。これは水蒸気爆発と言われる状態です。これが起きると毛髪内部まで傷みます。さらにキューティクルからたんぱく質が流れ出し、乾燥してパサつきやキシミが起こります。できるだけ髪のダメージを避けてヘアアイロンを使うには、まずはきちんと髪を乾かしてから使うのが鉄則です。
長時間同じ箇所に当てない
しっかりスタイリングしたいからといって、髪の同じ場所にずっとアイロンをあて続けるのは良くありません。髪の主成分であるたんぱく質は、熱を与えすぎると質が硬く変性してしまいます。変性がすすむと炭化してしまい、髪は大きなダメージを受けた状態となります。これは、例えばお肉を焼き過ぎて焦がしてしまったようなもの。炭化した髪は、もう何をしてももとのしなやかさのある髪には戻ることはありません。
がさつきやごわつきのある髪になってしまいます。ダメージを少なくしようと低温にする人がいますが、これではなかなか髪をセットできす、結果的に長時間当てる必要がでてきます。アイロンを使う時は高温にして、短時間だけさっと髪にあててスタイリングしていくことが大切です。