美容師が解説するヘアアイロンの正しい使い方とは?

皆さんはヘアアイロンを正しく使えていますか?

ヘアアイロンは、ヘアスタイルを決める重要なアイテムです。パーマをかけてしまうと飽きてしまったりしますが、その日だけのカールヘアを楽しむことが出来たり、微妙なニュアンスも作れたりととても便利なアイテムでもありますが、 
使い方やヘアケアを間違っていると髪の毛はボロボロになってしまいます。高温で熱を与えることになりますので、正しい使い方とヘアケアを入念に行うことも重要なポイントとなってくるでしょう。
みなさんは正しく使えていますか?知っておくと便利な事もありますし、髪の毛へのダメージを減らすためにも参考にしてみてください。

A さん
ヘアアイロンを正しく使えていますか?
B さん
今回はヘアアイロンの使い方や注意すべき点について解説していきます。今後の参考にしてみてくださいね!

 

ヘアアイロンを使用する前に大切なこと

①髪を洗う

もし朝セットする時間があるようでしたら、洗髪をしてから使う方がセットしやすいです。ちなみに髪の毛の洗い方もいくつかポイントがあります。まずはシャンプーをする前に適温のシャワー(38度から40度が理想)で3分間ほど良く洗い流してから洗う事です。この行程をせずに、ちょっと濡れる程度に流しているという方も意外と多いのですが、毛穴に詰まった皮脂汚れなどもきちんと落とすことができて、しっかりとシャンプーを泡立てる事ができるようになります。ヘアアイロンを使うと髪の毛には負担がかかりますので、シャンプーは少な目に使うようにします。シャンプーはしっかり3分間ほど洗い流し、コンディショナーやトリートメントを使ってケアをします。(出来ればトリートメントの方が髪の毛には良いです)

②タオルドライ

タオルドライをする前に、摩擦をできるだけ防ぐために濡れた髪の毛から水分をしぼってからタオルドライをします。その際ごしごしとするのではなく、ポンポンとマッサージをするように、そして根本の方をふき取るようにゆっくりと水気をふきとっていくのが良いです。面倒くさがって一気にガサガサとやってしまいますと髪の毛は濡れている時にはキューティクルが開いた状態になっていますので、摩擦が与えられる事でダメージを与えてしまいますので要注意です。丁寧にタオルドライをすることも心がけていきましょう。

③タオルドライ後、半乾きの状態でトリートメント

タオルドライをしたら、半乾きの状態で洗い流さないトリートメントを使います。ドライヤーを使う時に熱でダメージが与えられてしまいますので、それを軽減する保護的な意味もあります。また、スタイリングしやすいようになるという事でも使っていくと良いでしょう。ミストやオイルタイプ、またクリームやミルクタイプなどがありますので、お好みの使用感で選んだり、ダメージの度合いを見て選んでいく事をおすすめします。美容院でドライアーを使う前にも必ず何かつけているのは、こういった意味があるからです。

④ドライヤーで乾かす

髪の毛は、根本の部分から先にかわかしていきます。全体的に毛先の方が先に乾きますが毛先が乾いた状態でいつまでも風を当てていると、どんどん乾燥してしまいますので要注意です。必ず根元の方から乾かして、開いているキューティクルをきゅっと引き締めるためにも冷風も使っていくと良いでしょう。また半乾きの状態ですとキューティクルが開いてしまっている状態になりますので、しっかり乾かすことも大事なポイントです。これはヘアアイロンを使う時だけではなく、普段洗髪をした後も同じことが言えるでしょう。
 
 

ヘアアイロンの正しい使い方

①スタイリング剤を使用

ヘアアイロンを使う前には、必ずスタイリング剤を使いましょう。その理由は長時間スタイリングをキープできるという事と、髪の毛へのダメージを軽減させることが出来るためです。何もつけずにヘアアイロンを使ってしまいますと髪の毛にダイレクトに熱が与えられてしまう事になりますが、スタイリング剤にはトリートメント効果もある美容成分が配合されているものも多いので、ぜひ使ってみてください。

②ブラッシングで髪全体を整える

髪の毛が絡んでいると、アイロンも使いづらいですし思い通りのスタイリングができなかったりします。荒目のブラシなどで、ゆっくりととかして髪の毛全体を整えていきましょう。

③ブロッキングする

ヘアアイロンではさめる量は大体きまっていますし、一度に大量にまいてもまっすぐになりにくいのです。そのため巻きやすいようにブロッキングをすると良いです。内側からアイロンをしていき、最後にトップの部分をしあげるようにします。ブロッキングは最初は面倒に感じるかもしれませんが、するのとしないのとではやりやすさにも違いが大きくでてきます。アイロンを使わないところを分けるという事でもブロッキングは効果があります。

④アイロンを掛けたい部分の髪の束にコームを2~3回通し、毛先を指で掴む

コームでとくことで、毛束をそろえることができますので、よりまっすぐのストレートヘアにすることができます。

⑤毛先を指で掴んだ状態で、根本から毛先に向かって2~3秒掛けてヘアアイロンを掛けていく

毛束を掴んだ状態で、根元から毛先に向かってアイロンをかけていきます。2~3秒かけておこなうことで癖を直しながらまっすぐにしていく事が出来るでしょう。あまりゆっくりかけすぎても髪の毛へのダメージがかかりますので、2~3秒というのが理想です。

⑥気になる部分をアイロンで掛け終えたら、ドライヤーの冷風で髪を冷ましキューティクルを引き締める

ヘアアイロンの行程が終わったら、髪の毛はキューティクルがまだ開いた状態になっていますので、ドライヤーの冷風を使って冷ますことも重要です。キューティクルをきゅっと引き締めるだけではなく、スタイリングをキープさせるという意味でも全然ちがってきます。

⑦髪を保湿する

高温のヘアアイロンを使うと、どうしても髪の毛は痛みがちです。髪の毛内部の水分が蒸発してしまっている状態のためです。ですから、しっかりと保湿ケアを行うようにしましょう。ワックスやスプレータイプのスタイリング剤でもOKですし、ホホバオイルで潤いを与える事もお勧めです。
 
 

ヘアアイロンの使用時の注意点

温度をあげすぎない

高温で使用した時に、ジューッという音とともに白い煙が出るような状態でしたら一度使用を中止しましょう。この状態は、髪の毛の水分が一気に蒸発してしまって、キューティクルも一気に剥がれてしまう事を意味します。この音があるとなんとなくまっすぐになったりカールもつきそうな感じもしますが、髪の毛にとっては大きなダメージになりますので要注意です。

同じ箇所にかけすぎない

ヘアアイロンは高温ですので、同じ所になんどもかけてしまいますとダメージも大きくなります。慣れていない時にはうまくいかずに何度もしてしまう事があるかもしれませんが、慣れて来たら同じところは一度で済ませるように心がけます。

火傷に注意する

ヘアアイロンは220度ほどまであがる高温のタイプもあります。もちろんそこまでの温度に上げてしまうと髪の毛へのダメージも大きくなってしまいます。180度ぐらいが理想と言われていますが、それでも高温ですので手にあたったり、顔にあたってしまいますと火傷をしてしまうこともあります。顔周りを行う時には特に注意するようにしましょう。
 
 

ヘアアイロンのダメージを防いでくれるスタイリング剤の種類

オイルタイプ

髪の毛の主成分はタンパク質でできています。タンパク質は熱に弱いという特性もあるため、何もつけずにヘアアイロンを使うと大きなダメージが与えられてしまう事になります。アイロンの熱から守る、そして長時間キープさせる、髪質をソフトに見せる役割もありますので使っていきましょう。
オイルタイプはダントツで髪の毛を熱から守るのに適しています。とにかくアイロンの熱から髪の毛を守りたいという場合にはオイルタイプがお勧めです。しかしダメージを修復すると言った役割では少しものたりないところもありますので、他のトリートメント剤なども併用していくと良いでしょう。

ジェルタイプ

ジェルタイプはキープ力も優れているという特徴が有りますが、なによりもコーティング力が抜群に良いです。保湿成分をぎゅっと閉じ込めてくれますので、髪の毛のダメージが気になっている方には特にオススメです。

洗い流さないトリートメント

洗い流さないタイプですので、髪の補修力とヘアアイロンの熱から守る力の両方に効果があります。前の日の晩に髪を洗った後に洗い流さないトリートメントをつけると、寝ている間に髪に浸透して補修することが可能です。次の日の朝、そのままアイロンを使うことも出来ますので便利です。

ミルクタイプ

ミルクタイプは髪への浸透力が高く、保湿とキープ力に優れています。バランスの取れたスタイリング剤とも言えるでしょう。セットを長持ちさせたい人にもお勧めですし、髪の修復成分も入っているので、アイロンでダメージを受けた髪をケアしたい方にもピッタリです。
 
 

まとめ

今回はヘアアイロンの正しい使い方や、その際の髪の毛の扱い方についてもご紹介しました。みなさんなんとなく使っているヘアアイロンかも知れませんが、使い方やヘアケアの方法次第では、今よりももっと良い状態に仕上げることも出来ますし、ダメージを少なくすることも出来ます。ちょっとした心がけでも変わってきますので、ぜひ参考にして取り組んでみて下さい。
ポイントは髪の毛の洗い方やケアの方法をしっかり行う事、そしてヘアアイロンを使う時にはスタイリング剤を使ったり、ダメージケアをしっかり行う事です。さらに冷風を使うなどして、キューティクルを引き締めるという事も重要になってきます。今まで冷風を使っていなかった方も多いかも知れませんが、この流れで行うことでキープ力も高まりますし、同時に髪の毛のケアにもつながりますのでぜひ入れてみて下さい。