髪をセットするときに欠かせないヘアアイロン。
髪への負担を抑えながら、正しい使い方ができていますか?
ヘアアイロンの熱は髪にダメージを与えるため、毎日使い続けると負担がかかってしまいます。
使い方のポイントを押さえたり、髪質や髪型に合ったヘアアイロンを使うことが大切です。
この記事では、ヘアアイロンを使うときの3つのポイントと、正しい使い方や選び方を解説します!
目次
ヘアアイロンとコテはどう違う?
「へアイロンとコテ、2つの呼び方があるけど何が違うの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
コテは、髪をカールさせるためのアイテムです。
つまり、巻き髪用のヘアアイロンとコテは同じものなので、どちらで読んでも間違っていません。
コテとは違うのが、ストレート用のヘアアイロンです。
「髪を巻くために使うのがコテ」、「髪をストレートにしたり毛先を内側に向けたい時に使うのがヘアアイロン」と認識するととわかりやすいでしょう。
下記の記事で、より詳しく解説しています!
ヘアアイロンの選び方は?
まずは、手に持った際の重量感を確認してください。
持ちやすい重さであれば、ストレスなくヘアセットができます。
そして、髪へのダメージを抑えるには、適切な温度でヘアアイロンを使うことが重要です。
そこで確認してほしいのが、幅広い温度調節ができるかどうかです。
低価格なものの中には、温度の上限が低いものや、「弱・強」など数字がわからない設定方法のアイロンもあります。
温度が低すぎるとセットがしづらいですし、細かい温度調整ができないと適切な温度に設定することができません。
また、ダメージを抑える機能がついているかもチェックポイントです。
ナノイーやマイナスイオンなど、商品ごとにアピールしている機能を確認してみてください。
カールアイロンを購入する場合は、クリップの開きやすさや再現したいカールの大きさでアイロンの太さを選びましょう。
髪のダメージを軽減できるアイロンの選び方
ヘアアイロンを日常的に使っていると、パサつきやヘアカラーの退色が気になりますよね。
ダメージを軽減できるヘアアイロンの特徴は、下記のようなポイントで見極めることができます。
- プレートの素材
- ダメージを抑える機能があるか
- 低い温度でもセットしやすいかどうか
例えば、マイナスイオンの出るドライヤーは見たことがあるのではないでしょうか。
ヘアアイロンも同じように、魅力的な機能がついた商品が増えてきています。
特徴を見ながら、ダメージを軽減できる根拠がある商品を選ぶと良いでしょう。
より詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください!
サロンのヘアアイロンは市販のものと違う?
サロンで使われているヘアアイロンは高性能なものが多い
サロンで髪をセットしてもらうと、「なんでこんなにサラサラなの?」と思うことがありませんか?
もちろん、トリートメントなどの効果もありますが、実際にサロンで使われているヘアアイロンは高性能なものが多いです。
また、髪質やダメージ状態によって、ヘアアイロンには適した温度があります。
中には数万円するものもあり、その性能と美容師のテクニックが合わさって、最高の仕上がりになるのです。
低価格なヘアアイロンには注意!
市販で販売されているヘアアイロンは、価格の幅がとても広いですよね。
1,000円台で購入できるものもあり、手の届きやすい価格に魅力を感じる人も多いでしょう。
ただ、低価格なヘアアイロンには、設定温度の上限が低かったり加熱に時間がかかったりするものもあります。
日常的に使うものなので、できる限り髪に優しい商品を選びたいですよね。
安くても性能がいいものもあるため、口コミなどを調べておくと良いでしょう。
その中でも「低価格でコスパのいいヘアアイロンを探したい」という方は、下記の記事もご覧ください!
カール用ヘアアイロンの選び方は?3つの太さ別に解説!
1.「26㎜」が合うのは?
26㎜のコテは、細かくしっかりカールを作りたいときにおすすめです。
細い分巻く回数が増えるため、髪の量が多い人やロングヘアーには扱いづらいでしょう。
全体を巻くときはもちろん、前髪や顔回りなど、部分的に使うときにも便利です。
細かいカールで立体感が出るので、ふんわりボリュームのあるスタイルを作るのに向いています。
2.「32㎜」が合うのは?
32㎜のコテは最もスタンダードな太さで、ミディアムヘアーにもロングヘアーにも適しています。
巻き方を変えればカールの大きさも操りやすいため、不器用な人でも使いやすい太さです。
前髪をコテで巻くと、カールが強すぎてしまったり、角ができてしまうことはありませんか?
前髪に使うときも、32㎜がカールの調整をしやすいと人気です。
3.「38㎜」が合うのは?
38㎜のコテは、ロングヘアーの人におすすめです。
カールが太いため、巻きすぎることなくゆるふわな印象になります。
最近流行りの韓国風ヘアーのように、顔回りに大きく動きを出したいときにも最適な太さです。
髪の量が多くても、細かく分けて巻く必要がないのも便利なポイントです。
ヘアアイロンを使うときの正しい手順
- 熱ダメージを予防するオイルやスプレーを使う
- ブラッシングで髪の絡まりを取る
- 少量ずつ毛束を取り、3秒程度を意識しながらアイロンを当てる
- 全体に冷風を当てる
- スタイリング剤をつける
ヘアアイロンを使う前に、熱ダメージを予防することが重要です。
熱を与えることで髪がやけどしてしまうため、何もつけずにアイロンを当ててはいけません。
また、毛量が多い場合はブロッキングするのもおすすめです。
上下に分けることで毛束が取りやすく、巻き残しが出にくいでしょう。
より詳しい使い方はこちらから。
ヘアアイロンを使うときに押さえたい3つのポイント
1.ヘアアイロンを使うときの注意点
- 濡れている髪に使用しない
- 髪を強く挟んだままスライドさせない
- 同じ部分に何度もアイロンを当てない
- 海外で使用する場合は対応しているアイロンを使う
特に注意したいのが、必ず髪が乾いた状態でアイロンを使うということです。
アイロンに水がかかると、「ジュワー」という音が鳴りますよね。
それは、アイロンの熱が水分を一瞬で蒸発させているときの音です。
濡れた髪はキューティクルが開いているため、そこから水分をごっそり奪われてしまいます。
たった一度のアイロンで大きなダメージを与える原因になるため、注意しましょう。
おすすめの海外対応のヘアアイロンを知りたい方は、下記の記事もご覧ください!
2.適切な温度で使用する
髪への負担を抑えながらヘアアイロンを使うには、適切な温度に設定するのがポイントです。
ストレート用のヘアアイロンは、170度程度で使用することをおすすめします。
髪に当てる時間は2~3秒を意識しましょう。
カール用のヘアアイロンは、ストレート用に比べて髪に当てる時間が長くなってしまいがちです。
そのため、140~150度程度に設定しておくと、髪が焦げてしまうのを防ぐことができます。
髪を巻くときは強く挟みすぎず、摩擦を減らすことも意識すると良いでしょう。
下記の記事で、さらに詳しく解説しています!
3.セットした髪を崩さないコツ
セットした直後は髪が熱を帯びていて、カールがしっかりと残っていますよね。
しかし、少し時間が経つとセットが崩れ始め、カールが緩くなったり、立体感がなくなったりした経験はありませんか?
スタイリング剤を使っていたとしても、すぐに崩れてしまうことは少なくありません。
髪が熱を帯びていると、頭皮が蒸されて汗や皮脂が出ます。
その湿気がヘアセットを崩してしまう原因になるのです。
そこで、髪をセットした後はドライヤーの冷風で温度を下げると形状キープがしやすくなります。
熱で開いたキューティクルも整うため、髪がまとまりやすくなるのもメリットの一つです。
おすすめのヘアアイロン3選
Nobby by TESCOM
Nobbyから誕生したのが「Nobby by TESCOM」です。
ストレートアイロンは2種類の展開があり、NIS3001はストレートに特化しており、NIS2000に関しては男性でも使いやすいショートヘアーの方におすすめな商品です。
カールアイロンはツヤ感を重視した特徴になっており、26mmと32mmで展開されています。
Nobby by TESCOMは以下のデザイン賞を三冠も達成しており、世界的にも高い評価を受けていることが分かります。
- 「2018年グッドデザイン賞」受賞
- 「DFA アジアデザイン2019銀賞受賞
- 「International Design Excellence Awards 2019」Finalist選出
楽天でもいくつかの部門で受賞されており、人気の高いブランドと言えます。
KINUJO
KINUJOは独自に開発した「シルクプレート」が特徴的です。
このシルクプレートは、髪のダメージの原因となる水蒸気爆発を抑え、ツヤ感を感じることができます。
また、約20秒で180度になるため立ち上がりが非常に早いことも特徴のひとつです。
特に忙しい朝には最適だといえるでしょう。
プロもおすすめする商品で、愛用者は非常に多くいます。
海外で使用することはできませんが、海外対応は「KINUJO W-worldwide model-」として展開されているので、必要に応じて選ぶのがいいでしょう。
MY HONEY REMEDY
「髪も、肌も、ヤケドさせないただひとつだけのアイロン」として販売されているのがMY HONEY REMEDYです。
特に熱によるダメージを抑えることに特化したアイロン。
熱ダメージを意識すると、あまり長い時間アイロンを当てることができませんが、髪を焼かないので根元から毛先までゆっくりアイロンをすることができます。
また、髪だけではなく肌にも注意を向けた商品になっています。
ヤケドのしやすい前髪のスタイリングも、このMY HONEY REMEDYであれば不安なくセットすることができるでしょう。
更には育成光線(遠赤外線)が放射されることで、アイロンをあてているのにも関わらずケアすることも可能です。
ここまで熱ダメージ対策に特化したアイロンは珍しいので、髪の痛みに悩む方は試してはいかがでしょうか。
コンパクトなコードレスアイロンを探している方は、下記の記事もご覧ください!
アイロン別に美容師が厳選したアイテムを見たい方には、下記の記事がおすすめです!
まとめ
ヘアアイロンの使い方や選び方について解説しました。
毎日のように使うヘアアイロンは、正しい使い方をしないと、髪に大きなダメージを与えてしまいます。
理想のヘアセットを楽しみつつ、髪もツヤツヤに保ちたいですよね。
サロンで使われているような高価なヘアアイロンでなくとも、コスパや性能がいい商品も販売されています。
ダメージケアの機能や口コミを参考に、髪に優しいヘアアイロンを正しく使いましょう!