ヘアセットに欠かせないヘアアイロンを、毎日使っているという方も多いのではないでしょうか。
正しい使い方をしないと、髪へのダメージが大きくなり、傷みの原因になることもあります。
また、ヘアアイロンにはいくつも種類があり、用途や性能が異なります。
その中で、一体どれを選べばよいのか迷いますよね。
この記事では、ヘアアイロンの正しい使い方や3つの注意点、おすすめの選び方について解説します!
ヘアアイロンの選び方3つ
最近はヘアアイロンの種類が多く、「どこを比較すればよいのかわからない」という人も多いでしょう。
選び方のポイントを3つ、ご紹介します。
1.素材やカールの大きさで選ぶ
髪を挟むプレート部分の素材は、モデルによって異なります。
選ぶ素材によって、ヘアアイロンが温まるまでの時間や、熱が髪に伝わる速さに差が出ます。
特におすすめなのは、チタン製のヘアアイロンです。
耐久性が高いため長く使用でき、髪への負担も少ないというメリットがあります。
熱の伝わりやすさで比較すると、セラミック製が優れています。
なるべくヘアセットの時間を短縮したいという方におすすめです。
また、巻き髪用のヘアアイロンを選ぶ際は、カールの大きさが重要です。
髪が短いほど細かく巻く必要があるため、カールが小さめのものを選ぶ必要があります。
髪の長さや量に合わせて選びましょう。
おすすめのヘアアイロンを詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
2.コスパのいいアイロンを選ぶ
予算に合わせて、コスパのいいアイロンを選ぶのも一つです。
ただ、安さだけで選ぶと、耐久性が低い・温度の幅が狭いなどのデメリットも出てくるので要注意です。
安くてもすぐに壊れてしまったり、髪が傷みやすかったりするものは避けたいですよね。
値段だけで比較するのはやめましょう。
耐久性の面では、チタンでコーティングされているものがおすすめです。
髪へのダメージも減る上、長く使うことができるでしょう。
安くておすすめなヘアアイロンが知りたいという方は、こちらの記事もご覧ください。
3.髪が傷みにくいアイロンを選ぶ
ヘアアイロンで髪が傷む原因には、温度が高すぎることや摩擦が大きいことなどが挙げられます。
200度程度まで温度調節ができるアイロンもありますが、ダメージを抑えるには170度程度が理想です。
また、コーティングされていないアイロンは、摩擦が強くなってしまうためダメージが大きくなります。
髪を挟む力を緩めるなどの工夫が必要でしょう。
髪を傷ませないよう、温度調節が細かくできたり、プレートがコーティングされているヘアアイロンを選びましょう。
髪を傷めないアイロン選びとして、以下の記事では選び方やおすすめのアイロンを紹介しているのでぜひチェックしてみてください!
ヘアアイロンの種類
理想のヘアスタイルや使う場所に合わせて、ヘアアイロンの種類を選ぶことが重要です。
ヘアアイロンの種類ごとに特徴をご紹介します。
カール用ヘアアイロン
カール用ヘアアイロンは、髪を巻いたりボリュームアップさせたいときに最適です。
カールの太さにも種類があり、髪の長さや再現したい巻きの大きさで選ぶのがポイントです。
髪を挟む時間が長くなりがちなので、スムーズに巻くことを意識するとダメージが抑えられます。
髪を強く挟みながら巻くと、表面が焼けたり摩擦が起こったりする原因になります。
少しプレートを浮かせながら巻くとよいでしょう。
ストレート用ヘアアイロン
ストレート用のヘアアイロンは、髪を真っ直ぐにしたい方におすすめです。
前髪を軽く巻いたり、毛先を内巻き・外ハネにするときにも活躍します。
うねりや寝癖を直したいときにも便利なので、一つ持っておくとよいでしょう。
髪を真っ直ぐにするとともにツヤを出したいという場合は、マイナスイオンが出るモデルなど、性能も重視するポイントです。
ヘアアイロンの種類について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
海外対応のヘアアイロン
日本と海外とでは、コンセントの電圧が異なります。
そのため、海外でヘアアイロンを使用する場合は、その電圧に対応したモデルを選ぶ必要があるのです。
最近は、日本でも海外でも使えるように作られているヘアアイロンも増えてきています。
国によって使い分けをしなくて済む点が便利ですよね。
よく海外に行くという方は、別々で買うよりも幅広い電圧に対応したヘアアイロンを一つ買っておく方が便利でしょう。
海外対応のヘアアイロンについてのより詳しい説明は、こちらの記事をご覧ください。
コードレスヘアアイロン
コードレスヘアアロンのメリットは、コンセントがない場所でも使用できる点です。
外出先でヘアセットをやり直したいときや、旅行の際にも便利です。
また、家で使う場合でも、コンセントが邪魔にならないのでストレスがありません。
コードがないことで、スッキリ収納することもできるのでおすすめです。
充電方法は、乾電池式や充電式など様々です。
コードレスヘアアイロンについての詳しい説明は、こちらの記事をご覧ください。
ヘアアイロンの正しい使い方は?
ヘアアイロンはほぼ毎日使うものなので、できるだけ髪への負担を抑えたいですよね。
ヘアアイロンを使用する手順や最適な温度について、確認しておきましょう。
ヘアアイロンを使用する手順
ヘアアイロンの正しい使用手順は、下記の通りです。
- 熱予防効果のあるスプレーなどを使う
- ブラシで毛並みを整える
- 髪を少量ずつ取り、なるべく短めにアイロンを当てる
- 髪全体に冷風を当てて冷ます
- スタイリング剤で仕上げる
髪に何もつけないままヘアアイロンを当てると、表面が焼けて傷む原因になります。
必ず事前に熱から保護するようにしましょう。
また、直後に冷風を当てることで、開いたキューティクルを整えることができます。
ダメージを抑えながらツヤも出せるのでおすすめです。
ヘアアイロンの正しい使い方についての詳しい説明は、こちらの記事をご覧ください。
ヘアアイロンの最適な温度は?
最近のヘアアイロンは、200度以上に設定できるものも増えています。
しかし、高温で髪をセットすると、その分ダメージが大きくなるので注意が必要です。
ヘアアイロンの最適な温度は、170度程度です。
熱予防のスプレーを使用すれば、大きなダメージは防ぐことができます。
また、ストレートアイロンよりもカールアイロンの方が、髪を挟む時間が長くなりがちです。
そのため、140〜150度に設定するのが理想的でしょう。
温度が低すぎてもセットがしづらく、何度も繰り返し挟むことになるので逆効果です。
ヘアアイロンの最適な温度について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
ヘアアイロンを使うときの注意点3つ
ヘアアイロンを使う際、髪に負担をかけていませんか?
NG行為やアフターケアについてご紹介します。
1.濡れた髪に使わない
濡れた髪にヘアアイロンを当てているという方は、意外に多いのではないでしょうか。
プレート部分に水がかかったときに、蒸発するのを見たことはありませんか?
あの現象と同じように、濡れた髪に当てると水分が蒸発して髪が急激に乾燥します。
内部の水分も奪われてしまうため、パサつきや枝毛の原因にもなりかねません。
また、髪を濡れたまま放置しておくだけでも、どんどん水分が逃げていきます。
キューティクルが開いた状態なので摩擦にも弱く、すぐに乾かすことが重要です。
髪に負担をかけないよう、しっかりと乾かしてからヘアアイロンを使用しましょう。
2.同じ箇所を長時間挟まない
ヘアアイロンで、同じ箇所を長時間挟んだり、何度も当て直したりすると、髪が傷む原因になります。
長く当てすぎて、煙が出たことがある方も多いのではないでしょうか。
表面が火傷するとキューティクルが剥がれるため、内部の潤いも逃げてしまうのです。
ヘアセットをする際は、なるべく髪を挟む時間を短くすることが大切です。
ヘアアイロンを使う前には、熱から髪を保護できるスプレーなどを活用しましょう。
3.トリートメントでアフターケアをする
どんなに対策をしても、ヘアアイロンの熱から髪を完璧に守るのは不可能です。
少しずつダメージが蓄積し、痛みや乾燥の原因になります。
ヘアアイロンで髪をセットし、さらに外出した日には、紫外線によるダメージも受けています。
髪の水分が足りていない状態になるため、毎日補給することが重要です。
お風呂では洗い流すトリートメント、乾かす前には洗い流さないトリートメントを使って髪を保湿しましょう。
おすすめのトリートメントは、こちらの記事で紹介しています。
コテとヘアアイロンは何が違うの?
コテとヘアアイロンの違いについて、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
双方に決定的な違いはなく、カール用のヘアアイロンをコテと呼ぶかどうかで分かれます。
そのため、ヘアアイロンと聞くと、ストレート用もカール用も思い浮かぶというのは間違いではありません。
髪を真っ直ぐにしたり、前髪を軽く整えたいときにはストレートのヘアアイロンが適しています。
髪を巻いたり、ウェーブにしたいときは、カール用のヘアアイロン(コテ)を使いましょう。
ヘアアイロンとコテについて、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
ヘアアイロンの正しい使い方や注意点、おすすめの選び方をご紹介しました。
ヘアアイロンによる髪へのダメージを抑えるには、正しい使用法やアフターケアが重要です。
特に、高すぎる温度に設定したり濡れた髪に使ったりすることは避けましょう。
また、ヘアアイロンには用途や使用場面ごとに適した種類があります。
どんなヘアセットに使いたいのか、どこで使いたいのかなどの希望をもとに比較しましょう。