美容師が解説!ヘアアイロンの最適な温度とは?

 
ヘアアイロンの最適な温度について知っていますか?

ヘアアイロンは色々な髪型を作りやすくて長くキープできる、オシャレの必須アイテムです。ヘアスタイルが長く維持できるだけでなく、ドライヤーよりも美しいスタイリングを作るのが簡単で、くせ毛の方も髪型を作りやすい等と様々なメリットがあります。

一方で、気を付けなければいけないのが温度調整です。高すぎると髪が簡単に悪影響を受けますし、低すぎると髪型をセットしにくくなります。ヘアアイロンを上手に使うには、温度調整をしっかり行わなければいけません。
 
 

A さん
ヘアアイロンのダメージが気になる。最適な温度は何度くらいなの?
B さん
ヘアアイロンのダメージは想像しているよりも大きいので、最適な温度を知っていきましょう!

 
 

ヘアアイロンが髪にダメージを与える原因

 
髪の8割以上はケラチンというたんぱく質でできているため、高い温度で熱すると変色したり焦げたりします。ヘアアイロンは100度以上の高温にする事が可能ですが、一般にセットしやすいとされる温度まで上げるとケラチンの変色や焦げが生じる温度に達してしまうでしょう。

この温度の高さが健康な髪に大きなダメージを与える主な要因になります。特に、髪が濡れている時の加熱はよりダメージを与えやすいので加熱を避ける方が無難です。

 
 

ヘアアイロンが髪に与えるダメージ

 
髪は熱を与える事でセットを簡単にできますが、高すぎる熱を与え続ける事で変質してしまいます。例えば、乾いた髪に適切な温度で当てる場合は、髪の温度が50度から80度程度で既にダメージを受け始めて変質が始まります。

130度以上になると変色が起こり始め、目に見えてわかるダメージを与えてしまうでしょう。事前に行える設定温度として130度は低めとされる温度ですが、これ以上の温度は髪が焦げたり切れたりといった深刻な状況に繋がります。

 
 

ヘアアイロンの最適な温度とは?

次にヘアアイロンの最適な温度について解説していくね!

ストレートアイロンを利用する場合は、170度程度の設定が適しています。長く当てると髪の温度が高まり過ぎてダメージの原因になるので1か所あたり2秒程度が適しています。3秒以上になると髪がすぐに悪影響を受けるので、やり過ぎは禁物です。

また、セットが上手く行かない等の理由で何度もヘアアイロンを当てると、髪の状態が悪くなって逆にセットしにくくなります。使い始めの頃はコツが掴めず繰り返して使用しがちなので、気を付けましょう。

 
 

カールアイロンの最適な温度とは?

 
カールアイロンの場合は、ストレートアイロンよりも低い140度程度の設定が適しています。髪に巻き付けて保持し続けると髪が焦げたり変色したりする原因になるので、保持する時間は5秒程度で済ませておきましょう。

カールが上手く行かない場合も、ヘアアイロンを何度も巻き付けるのは髪にダメージを与える原因になります。繰り返し巻き付ける事は避けて、セットは1度で済ませる事が大切です。細かい部分のセットは、別の形で微調整しましょう。

 
 

ヘアアイロンを使用する際のポイント

次にヘアアイロンを使用する際のポイントについて解説していくね!

 

ヘアアイロンは乾いた髪の毛に使う

髪の毛をヘアアイロンでセットする際は、乾いた毛に対して使用する事が大切です。水に濡れた状態であれば熱に強いというイメージを持たれがちですが、髪の場合は濡れている方が熱に弱いという性質があります。

セット用のローションで濡らした状態から加熱してしまう等すると、想像以上ダメージを与えてしまうので注意が必要です。水やローションで髪が濡れた後は、乾かしてから適度な温度で加熱するようにしてダメージを軽減しましょう。

 

洗い流さないトリートメントをつける

ストレートでもカールでも、ヘアアイロンを使うのであれば熱から髪を保護する事が大切です。そこで役に立ってくれるのが洗い流さないトリートメントをつける方法になります。使い方は簡単で、髪を洗ってタオルドライをした後に利用するだけです。

セットの前にシャワーや寝癖直しをする為に頭を濡らした時等、タオルで水分を取り除いて乾き切る前に使うのがコツになります。コーティングの施された事により、加熱によって髪が受ける影響を緩和してくれるでしょう。

 

ヘアアイロン前にスタイリング剤をつける

セットをする際は、事前に適切なスタイリング剤を付けるのもダメージを軽減するポイントになります。また、熱だけでスタイリングをするのは難しい事と、綺麗なセットと持続させる事も見逃せないメリットです。

また、髪に艶が出て美しく見える物もあります。髪の太さや性質によって適したスタイリング剤が違うので、利用する場合は慎重に選んで髪質に合ったものを使いましょう。使いすぎると髪が濡れた状態でセットを始める事になるので、注意が必要です。

 

毛流れを揃えてからヘアアイロンをする

ブラシやコーム等を利用して毛流れを揃えると、セットが綺麗に決まりやすくなります。上手に毛流れを揃えるコツは、毛先の方から梳いていく事です。いきなり根元の方から髪を梳くと、髪が絡まってしまいます。

無理に梳こうとすると髪が簡単に切れてしまうので、毛先から少しずつ梳き始めて最後に根本から毛先までを梳くと上手く行くでしょう。同じスタイリングでも、毛流れが揃って髪のはねが無い方が見る人に清潔綺麗な印象を与えます。

 

ヘアアイロンを同じ部分に何度もあてない

髪は熱によりダメージを受けますから、ヘアアイロンでセットする時に繰り返し々部分にあてると温度が上昇してダメージを与えやすくなります。あてる時間を短くしても、何度もあてる事で温度が上昇するので注意しましょう。

ストレートタイプでもカールタイプでも、この点は変わりありません。どのタイプであれ繰り返しは髪のダメージを進行しますから、セットをしにくい状態にしてしまいます。できる限り短時間でセットを済ませる事が大切です。

 

ヘアアイロンを長い時間髪にあて続けない

髪は温度上昇するに従って変質しますから、ヘアアイロンを長時間使用する事は髪の温度上昇を促して変質しやすくなります。短時間で上手くセットするには、手に取る毛量を調整する事が大切です。

一度にセットしようとするよりもきめ細かなセットができますし、カールを作りたい場合もまとまりがあって乱れにくく綺麗な仕上がりになります。長期的なダメージを減らしつつ思い通りのセットをする方法として、短時間の使用法を身に付けるのがおすすめです。

 

くせ毛が強い方はヘアアイロンの温度を上げる

くせ毛の方は、ヘアアイロンを当てても髪を伸ばしにくい場合があるでしょう。対策としては温度を上げた上で、短時間でセットを済ませる方法があります。髪に何も付けない状態でセットしようとするよりも、スタイリング剤を適度に使って髪の保護とセットのしやすさを得る事が大切です。

髪のダメージが気になるので温度を上げたくないという場合は、一度にセットする毛量を少なめにするとセットが簡単で全体のスタイリング綺麗に仕上がります。

 

アイロンを当てた髪の毛を冷やす

髪は温まった状態から冷える時に、セットが固まる性質があります。しっかりセットが決まったと思って油断をすると、せっかく整えた髪型が乱れてしまうので気を付けましょう。例えば、カールタイプのヘアアイロンをあてて髪にカールをつけた後、カールを手で支えて数秒待ちましょう。

その間にカールされた部分が冷えて、スタイリングが維持されやすくなります。綺麗なカールを上手く維持する為に、熱した後は冷やすというセオリーを守るのが大切です。

 

ヘアアイロン後に必ず保湿をする

熱を与えるという性質上、髪の乾燥対策は十分に行う必要があります。ヘアアイロンを当てた後は、最後の仕上げとしてヘアオイルやヘアミルク、ヘアクリーム等の保湿性の高いヘアケア用品を使用してしっかり保湿しましょう。

使い方のポイントは、べたつかないように毛量に合わせて使用量を調整する事です。また、根本から使用すると髪のボリュームが落ちてしまうので、毛先から使い始めてオイルミルクを伸ばしていく事が大切になります。

 
 

ヘアアイロンで痛んだ髪を修復する方法

最後にヘアアイロンの影響で痛んだ髪の修復方法について解説していくね!

 

シャンプーを変える

ダメージヘアの補修方法とされる物は様々にありますが、近年注目されているのがCMCやPTTといった成分を配合しているシャンプーです。CMCとはキューティクルの表面に付いている成分で、髪を保護しているキューティクルの乾燥やめくれを防ぐとされています。

PTTはケラチンに似た髪に浸透しやすい成分で、ダメージヘアの修復に効果的とされています。ダメージが気になる方は、こうした成分の配合されたシャンプーに変えるのも選択肢の1つです。

 

トリートメントを変える

洗い流さないトリートメントにも、CMCやPTTといった成分が配合された商品は多くあります。ただし、トリートメントで肌触りが良くなっても、自然治癒力の無い髪自体がダメージヘアから元の状態に戻るという意味ではありません。

この為、事前に保護をしっかり行う事という考えも必要になります。シャンプーやトリートメントで保護をして髪がダメージを受けにくいようにした上でヘアアイロンを使う、傷んだ髪トリートメントで手触りを良くするといった使い方が大切です。

 
 

まとめ

 
多様なスタイリングに対応し、セットが綺麗に決まりやすいヘアアイロンはオシャレに気を使う方にとって必須のアイテムです。温度調整と髪の温度管理をしっかり行い、加熱を始める前に髪の保護もしっかりと済ませておくといった工夫をする事で、ダメージを少なくしつつイメージ通りの髪型に仕上げやすくなるでしょう。繰り返し使用する事でダメージは蓄積していきますから、使用頻度の調整やダメージケアといった点にも気を配ると、上手く使い続けられるでしょう。