髪がチリチリで、理想のツヤツヤな髪に近づけない。
原因がわからず、いろいろ試したけど改善されない。
上記のように、チリチリになってしまった髪のせいで悩んでいませんか?
髪質の変化には人それぞれに必ず原因があります。
原因と改善方法を知って、美しい髪を手に入れたいですよね。
そこで、この記事では、髪がチリチリになる原因と、改善方法について詳しくご紹介します!
目次
髪がチリチリになってしまったら
その時はトリートメントでケアしつつ、以下のようなことを意識していきましょう。
- 保湿効果の高いシャンプーやトリートメントに変える
- ドライヤーやヘアアイロンの熱を当てすぎないようにする
- カラー剤を見直したり、一旦ブリーチをやめる
セルフでもなかなか改善されないときは、美容院などで徹底的にトリートメントをしてもらうのもひとつの手です。
また、痛みがひどい場合は毛先から常に栄養が流出している状態になります。
その場合はダメージ部分をカットすることで改善できるので、ひとつの対策法としておすすめです。
傷みきってチリチリになってしまうと、なかなか改善までに時間がかかるので、早めの対策とケアが重要です。
髪がチリチリになる5つの基本的な原因
髪がチリチリになってしまい、その髪質に悩んでいる皆さん。
その原因は、紫外線や摩擦、ヘアアイロンによるダメージであることが多いです。
基本的な原因を5つ、詳しくご紹介します。
紫外線
紫外線は、肌だけでなく、髪にも大きな影響を与えるのはご存知でしょうか。
髪の内部まで紫外線が入り込むことにより、ダメージを受けて髪の柔らかさが失われてしまいます。
水分不足にも繋がるため、髪が乾燥してしまう原因にもなります。
また、キューティクルが剥がれやすくなり、髪の滑らかさが失われることも紫外線による影響の一つです。
加えて、普段ヘアカラーをしている髪は、紫外線により色素が破壊されてしまいます。
そのため、紫外線対策をしないと色が落ちやすくなるので注意が必要です。
摩擦
摩擦も、髪がチリチリになってしまう原因の一つ。
髪に摩擦が起こりやすいのは、睡眠中です。
寝ている間のことなんて気にもしなかった、という方が多いのではないでしょうか。
寝返りを打つことにより摩擦が起こり、髪にダメージを与えてしまいます。
また、しっかり髪が乾いた状態でないと、キューティクルが開いたまま摩擦が起きてしまい、より傷みやすくなります。
髪が濡れたまま寝ることは避けるようにしましょう。
さらに、枕カバーの素材でも摩擦の対策が可能です。
サテンやシルクのような、滑らかな素材の枕カバーを使うと、摩擦を減らすのに効果が期待できます。
アイロンのダメージ
ヘアアイロンによるダメージで悩む方は多いですよね。
傷みやすいのはわかっていても、ヘアセットには欠かせないものです。
アイロンを長時間髪に合ててしまうと、表面が焼けてしまい、チリチリになる原因になります。
そこで、できる限り髪にアイロンを当てる時間を減らしましょう。
低温に設定して使うのも一つの手ですが、カールがつきにくいという難点があります。
しっかり巻ける温度で、スムーズにヘアセットをするのがポイントです。
また、アイロンを当てる前に、熱から髪を守るスプレーを使うと良いでしょう。
ブリーチやカラーによるダメージ
ブリーチやカラーを繰り返すことも、髪がチリチリになってしまう原因です。
特に、ブリーチで傷みきった髪は、修復することがかなり難しいと言われています。
パサパサになった毛先は、こまめにカットするしかありません。
そこで、最近多くの美容院で見かける、ケアブリーチがおすすめです。
通常のブリーチよりも大幅にダメージを削減できる上、クオリティは変わりません。
少し値段は上がってしまいますが、髪をダメージから守りたい方は試してみてはいかがでしょうか。
また、カラーの際は全体を染めるのではなく、根元だけを染めればダメージを減らすことができます。
遺伝
遺伝によって、髪がチリチリしているというケースもあります。
もともとの髪質であれば、ホームケアで改善させるのはなかなか難しいですよね。
ストレートパーマや縮毛矯正が気になる方も多いでしょうが、髪質によっては悪化したり、よりダメージを与えてしまう場合があります。
行きつけの美容院がある方は、相談すると良いでしょう。
また、特に気になる毛を抜いてしまっていませんか?
毛を抜いてしまうと毛穴が傷んでしまったり、抜け毛が増える原因にもなります。
癖にならないように注意しつつ、プロに頼りながら髪質改善に努めましょう。
急にチリチリになった時は何が原因?
髪が急にチリチリになってしまう基本的な原因は、先ほどご紹介した、カラーやブリーチによる傷みや遺伝などです。
その他にも、髪がチリチリになっているのには意外な原因も考えられます。
いくつかご紹介します。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れは、男女ともに思春期に起こりやすいものです。
その後も年齢を重ねるとともにバランスが変化し、髪や肌にも影響を及ぼします。
髪質の変化以外にも、頭皮にニキビができたり、抜け毛が増えたりといった症状が表れる場合もあります。
毛穴が詰まっている
シャンプーがすすげていなかったり、皮脂が毛穴に詰まっていることは、髪がまっすぐ生えてこない原因です。
髪が歪んで生えてしまうことにより、チリチリな髪質になっている可能性が考えられます。
また、ストレスが毛穴を縮めてしまうことを知らない方は多いのではないでしょうか。
精神状態によって毛穴が縮んだり広がったりを繰り返すと、髪の太さにばらつきが出たり、癖毛になりやすくなってしまいます。
チリチリになった髪のNGな対策方法
髪がチリチリになってしまい悩んでいる人の中には、気になる毛を抜いているという方がいらっしゃるのではないでしょうか。
切るよりも抜いてしまったほうが改善するように思われがちですが、抜くのはNGなのです。
髪は、
- 成長期
- 退行期
- 休止期
上記のサイクルを繰り返しています。
このうち、成長期の髪を抜いてしまうことは、毛穴を傷める原因に繋がります。
また、1日に自然に抜ける髪は、50~80本です。
それに加え、自分でも髪を抜いてしまっていたら、かなりの本数が減ってしまいますよね。
抜いても、チリチリになった髪質は改善されません。
抜け毛が癖になり、髪が薄くなってしまう危険性もあるので、自分で髪を抜くことは避けましょう。
セルフでできる3つの改善方法
シャンプーやトリートメントを変える
今使っているシャンプーには、ラウレス硫酸など、洗浄力の強い成分が含まれていませんか?
洗浄力の強いシャンプーを使うと、必要な皮脂も洗い流されてしまい、髪や頭皮が乾燥してしまいます。
そこで、コカミド系やアミノ酸系のシャンプーに変えるのがおすすめです。
髪に優しい洗浄成分で乾燥を防ぎ、チリチリした髪質の改善も期待できます。
また、トリートメントはヒアルロン酸など、保湿効果の高い成分が含まれたものを選びましょう。
以下の記事では、美容師おすすめのシャンプーについて詳しく説明しているのでぜひ参考にしてみてください。
ドライヤーやヘアアイロンの使い方を見直す
ドライヤーやヘアアイロンの熱は、髪を傷める原因になります。
熱から髪を守るスプレーやトリートメントで対策したり、髪に熱を当てすぎないように注意が必要です。
ドライヤーは髪から20cm程離して使い、ヘアアイロンは素早く髪から外しましょう。
また、ドライヤーしながらブラシでブローするテクニックがあると、まとまりのある仕上がりにすることができます。
斜め上方向からゆっくりとドライヤーの風を当てながら、毛先が内巻きになるようにブラシを滑らせましょう。
表面ではねた髪が納まり、チリチリした手触りの改善も期待できます。
以下の記事では、ドライヤーの使い方や髪を痛めないヘアアイロンについて詳しく説明しているのでぜひ参考にしてみてください。
紫外線や摩擦の対策
紫外線や摩擦が髪質に影響することはご紹介しました。
具体的な対策方法として、紫外線はUVカットスプレーや帽子、日傘などの使用が効果的です。
紫外線は夏に気にしがちですが、チリチリした髪質で悩んでいる方は、季節問わず外出の際には意識しましょう。
また、摩擦は髪が濡れている状態のときに最も注意が必要です。
ブラッシングするときや寝るときは、しっかりドライヤーで乾かしてからにしましょう。
摩擦が起こりにくいブラシや、サテンやシルクなどの滑らかな素材の枕を用意することも摩擦の対策になります。
サロンでできる3つの改善方法
カラー剤の見直し・ブリーチを避ける
通常のカラー剤は髪の内部まで染めるため、キューティクルが剥がされてしまいます。
一方で、カラートリートメントは表面をコーティングするため、ツヤを保ったまま色をつけることが可能です。
カラー剤よりも染毛力が弱く、繰り返し使用しなければなりませんが、髪への負担は大きく減らすことができます。
また、ブリーチは髪がチリチリになってしまう大きな原因の一つです。
なるべくブリーチなしで実現できるカラーを選んだり、ケアブリーチでダメージを抑えたりすると良いでしょう。
定期的にトリートメントをしてもらう
美容院帰りの髪は、とてもツヤツヤで気分が上がりますよね。
しかし、自宅のケアだけではなかなか同じ仕上がりにするのは難しいのではないでしょうか。
特に、髪がチリチリして、家でケアしても改善されないという方は、サロンで定期的にトリートメントをしてもらいましょう。
同じ商品が販売されている場合は、自宅用に購入するのも方法の一つです。
縮毛矯正をする
縮毛矯正は、癖のある髪をまっすぐに伸ばすことができます。
毎回アイロンの熱でストレートにするよりも格段にダメージが減り、髪質の改善に効果的です。
しかし、あまり頻繁に矯正してしまうと、さらにチリチリになったりと逆効果になってしまう場合があります。
どのくらいの矯正の強さや頻度が合うのかは、髪質によって異なります。
まっすぐになりすぎるのは嫌など、こだわりがある場合もサロンで相談してみましょう。
髪のチリチリを防ぐヘアケアアイテムは?
アミノ酸シャンプーがおすすめ
洗浄力が強すぎるシャンプーは避けるようにお伝えしました。
アミノ酸シャンプーは、泡立ちが少ない分、皮脂や汚れを優しく洗い流してくれるというメリットがあります。
必要な皮脂は残してくれるので、髪や頭皮の乾燥を防いでくれます。
髪がチリチリになるのには、乾燥も大きく関係しているため、髪に優しいアミノ酸シャンプーを使ってみましょう。
以下の記事では、ドラッグストアでも買えるアミノ酸シャンプーを紹介しているのでぜひチェックしてみてください!
シーンに合ったトリートメント
トリートメントには、洗い流すタイプと洗い流さないタイプがありますよね。
まず、洗い流すタイプのものは、保湿効果が高く、ダメージ補修できる商品を選びましょう。
髪が濡れている状態だと余計に髪質が気になるという方でも、しっとりとしたトリートメントを使えば指通りの改善が期待できます。
また、洗い流さないタイプのものは、紫外線対策もできる商品がおすすめです。
お風呂上がりはもちろん、ヘアセットの際にも使うことができるため、外出前に塗ればUVカットとヘアケアができて一石二鳥です。
ドライヤーは低温がおすすめ
ドライヤーの熱は髪のキューティクルを剥がしたり、乾燥にも繋がり、チリチリした髪質の原因になります。
髪からドライヤーを離して乾かすというのも方法の一つですが、最近は低温ドライヤーをよく見かけますよね。
温度は60℃程度と通常の商品より低めですが、風量が強く、すぐに乾かせるものも多くあります。
おすすめの低温ドライヤーは以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
また、頭皮をマッサージできる機能があるものや、マイナスイオンが出るものなど、ヘアケアに特化した商品もあるのでチェックしてみるといいでしょう。
まとめ
髪がチリチリになる原因や、自宅やサロンでできる改善方法についてご紹介しました。
ドライヤーやヘアカラーなど、思い当たる原因から、ホルモンバランスの乱れなどの意外な原因もありましたね。
今回、「これが原因かも!」と感じたものがあった方は、ぜひ改善方法をためしてみてください。
また、人によっては自宅でのケアだけでは改善が見込めない場合があります。
サロンでは、縮毛矯正など、自宅ではできないメニューがたくさんあるので、一度プロに相談してみるのも良いでしょう。